螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

ケイネス先生の聖杯戦争

ケイネス先生の聖杯戦争第三十五局面

ヴィマーナである。あのーなんか本編で、ランスロットの宝具化戦闘機と壮絶な空中戦を繰り広げたアレな。ヴィマーナを出して飛び乗るギル。天高く舞い上がる輝舟。はい詰みました。ディルムッドに遠距離攻撃手段はありません。上空から一方的に宝具を斉射し…

ケイネス先生の聖杯戦争第三十四局面

ゆらめく陽炎を見ているかのようだった。動き自体が速くなっているわけではない。むしろゆったりとした印象すら受ける。にもかかわらず、原初宝具が一発たりとも当たらない。何だ!? 何が起こっている!? だいたい、さっきまでは普通に無様に宝具から逃げ…

ケイネス先生の聖杯戦争第三十三局面

だがここで時臣より待ったがかかる。まぁ、当然ですわ。ギルにとって聖杯は、くれるなら貰っとくか程度の存在だが、時臣にとっては根源に至る重要な鍵である。令呪をもって小聖杯への攻撃は禁ずるはずだ。ここにきてこの主従の亀裂は決定的となった。そして…

ケイネス先生の聖杯戦争第三十二局面

ゆえにヘッドショットは多分無理。胸を狙う。さて、狙撃魔銃はアーチャーの胸甲を貫通できるのか? ……あまり楽観視はせずにおこう。砕き、大きく態勢を崩すが、肉体にはさほどのダメージはない。それぐらいが関の山であろう。その瞬間、ディルムッドはすでに…

ケイネス先生の聖杯戦争第三十一局面

いや種明かしってお前、そんな大層な種じゃねえだろうが。えー、まぁとりあえず舞弥はんが伏射姿勢で狙撃銃を構える。次にランスロットが横から手を伸ばして狙撃銃に触れる。以上。アホか!!!!!! そんなとんちみたいな解決策で一般人が宝具使えるわけね…

ケイネス先生の聖杯戦争第三十局面

ランスロットに狙撃技術などない。ではどうしたのか。舞弥はんである。いや待て待て、ランスロットが宝具化した狙撃銃はあくまで「ランスロットの宝具」であって、ランスロット以外の者には扱えないはずである。だいたい、ランスロットが手を離した瞬間宝具…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十九局面

さて、アーチャーはどう動くか。考えるまでもなく初手エヌマエリシュはない。奴はディルムッドを舐め腐っているし、実際そうしても仕方がないレベルの実力差はある。ゆえに最初はゲートオブバビロンで遊ぶだろう。だが――困ったことにゲートオブバビロンの時…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十八局面

決戦場は、そうだな、柳洞寺にでもしておこうか。あそこの境内はただっぴろいからな。いい感じだ。それに冬木市の第一の霊地だから、アーチャー撃破後すぐに聖杯降臨の儀式を執り行える。そこに至り、あのーなんかあったよな、魔術的な花火による信号が。あ…

ケイネス戦争の聖杯戦争第二十七局面

ただまぁ、そこまで心配することはないかもしれない。遠坂時臣は現状まったく追い詰められてはいない。主観的にも客観的にもそれは明らかだ。ギルガメッシュは無傷で健在だしな。ゆえに「常に余裕をもって優雅たれ」の家訓に従い、璃正はんに泣きつくような…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十六局面

そうだ、決戦場を設定する前に、ひとつ重大なリスクについて話しておかねばならないだろう。愉悦神父の父の言峰璃正である。彼は過去の聖杯戦争において未使用のまま終わった令呪をすべて保持しており、必要に応じて参加者に譲渡する権限を与えられている。…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十五局面

しかし雁夜おじさん、ここでやや躊躇いを見せる。譲渡するのは構わないが、その、大丈夫なのか? と。まぁ、ランスロットを自害させる要に一画は残しておくべきなんじゃないのと。しかしケイネス先生は首を振り、あくまで全部要求。大丈夫。問題ない。臓硯ぶ…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十四局面

さて、ライダーという超難敵を撃破し、しかしその代償としてゲイジャルグをディルムッドは失った。高い代償だったが、まぁアーチャーに相対することを考えれば正直誤差みたいな弱体化さ!!!! 気にすんなよ!!!! さて、ウェイバーの処遇である。まぁそ…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十三局面

(お詫びと訂正。昨晩、ゲイボウが打ち払われて宙を舞った的な記述を書きましたが、その後……というか仕事中に詳細な脳内シミュレーションを行った結果、打ち払われたのがゲイボウだとのちに非常にマズい事態を招くことがわかったので、宙を舞っているのはゲ…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十二局面

本人の燃費の良さも相まって、ディルムッドは第四次中ぶっちぎりで長期戦闘能力に長けたサーヴァントに仕上がっていると考えられる。負傷による能力減衰は深刻だし、HPゲージも一割くらいしか残ってなさそうだが、少なくともスタミナの面ではまだまだやれ…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十一局面

こうして見るとディルムッドは必ずしも不利ではないことがわかる。しかし問題は令呪だ。色々調べてみたが、マスターたちはもっぱらサーヴァントに意に添わぬ命令を強制する用途で使っており、支援の形で使われたときにどの程度の効果があるのか、よくわから…

ケイネス先生の聖杯戦争第二十局面

さて、現状における彼我の戦力をまとめておこう。まず消耗度あいで言えばディルムッドの完敗である。全身血だらけで肩で息をしている状態だ。対してイスカンダルはんは無傷。魔力的な消耗はあるが、白兵戦において枷になるようなものではない。次にスキル面…

ケイネス先生の聖杯戦争第十九局面

ディルムッドとランスロットは激闘の狂乱の中で咆哮を上げる。ここで倒れるわけにはいかぬ。我が今生の主に勝利を捧ぐため、男たちは死闘を駆け抜ける。徐々に増えてゆく手傷。弱敵など一人たりともいない。生前ですらこれほどの窮地に陥ったことはあるまい…

ケイネス先生の聖杯戦争第十八局面

もうひとつ、良い知らせがある。アイオニオン・ヘタイロイの固有結界はヘタイロイ全員の魔力で維持されている。このため、兵力が半数を割ると、強制的に結界は解除されてイスカンダルはんだけが残されるのだ。総勢を千人とすると、五百人倒せば良いわけだ。…

ケイネス先生の聖杯戦争第十七局面

さて、ここでひとつの疑問が生じる。ヘタイロイの皆さんは、具体的に何人ぐらいいるのか? アニメ版だと数万人ぐらいはいそうな大軍団として描かれていたが、いやしかし、正直に言おう。そんなにいるとは思えないのだ。根拠はある。ウィキペディアでイスカン…

ケイネス先生の聖杯戦争第十六局面

さて、爆発の混乱と土煙が収まるまでにすべてを殺し尽くすなど到底不可能である。相手も同じサーヴァントなのだ。そのへんの雑兵とは格が違う。やがてヘタイロイの皆さんは槍を構え、ディルムッドの逃げ場を塞ぐであろう。そこへ大音声とともにイスカンダル…

ケイネス先生の聖杯戦争第十五局面

さて、正面の歩兵部隊と両斜め後ろから回り込んでくる騎兵部隊。計三方向からの敵に対応しなければならない。どうするか。魔銃は二挺しかないので、騎兵にぶっ放そう。だがその前に、対人手榴弾とC4爆弾を宝具化して正面の歩兵部隊に投げ込むことを忘れて…

ケイネス先生の聖杯戦争第十四局面

ちくしょうこんなときに対軍宝具があれば!!!! 対軍宝具さえあればこんな奴ら蹴散らせるのに!!!! ――あるよ! 対軍宝具!!!! どこに!? さて、思い出していただきたい。本稿の最初に、舞弥はんを魅了のホクロで篭絡したことを!! つまり舞弥はん…

ケイネス先生の聖杯戦争第十三局面

さて……これまで俺はどうにかしてライダーと同盟できないかと頭をひねってきた。しかし、ダメだ。それは無理だ。無理筋だ。まず、ディルムッドがイスカンダルはんにこうべを垂れ、臣下の礼を取ったなら、いともたやすく味方にはなってくれる。しかし――それは…

ケイネス先生の聖杯戦争第十二局面

言うまでもないことだが、バーサーカー陣営は継戦能力に多大な不安を抱えている。同盟相手としてこれは危なっかしい。途中で勝手に倒れられては困るのである。そこで原作ではソラウとの間に施術された特殊変則契約ですよ。これを雁夜おじさんと臓硯の間に結…

ケイネス先生の聖杯戦争第十一局面

なすべきことの第二は、間桐家への強襲である。そもそも、サーヴァントなどという超戦力を抱えていながら、雁夜おじさんはなぜ力ずくで臓硯をぶっ殺して桜を救出しなかったのか? それはランスロットが単純な物理攻撃しかできない英霊だったからである。ええ…

ケイネス先生の聖杯戦争第十局面

郊外のアインツベルンの城に赴き、アイリスフィールを確保せねばならない。まぁ、御三家ですから、これからあぶれサーヴァントが出れば再び脅威となる人物なわけで、確実に排除しようと考えるのは自然なことだ。というわけで四人は城に向かう。そして自力で…

ケイネス先生の聖杯戦争第九局面

少しばかり余談である。この同盟構築によって、ディルムッドとランスロットは以降肩を並べて戦うことになるのだが、この両名、驚くほど境遇が似ている。ともに騎士の道に生き、ともに仲間内で最強の戦士であり、ともに主君の嫁を心ならずとも奪っている。こ…

ケイネス先生の聖杯戦争第八局面

でまー、ようやくセイバー脱落まで漕ぎつける。あとはまぁなんか適当に周囲を警戒しつつバーサーカーのマスターとコンタクトを取り、その夜はお開きであろう。さて、以前俺はバーサーカー陣営を「さんざん利用しまくる相手」と書いたが、そんな必要はないこ…

ケイネス先生の聖杯戦争第七局面

とにかくセイバーとの初戦の段階でアサシンとキャスターが脱落している。これはつまりアイリスフィールがかなり「人」としての外装を圧迫されている段階であり、セイバーと行動を共にするのはかなり難しいと考えられる。このためアイリスフィールがセイバー…

ケイネス先生の聖杯戦争第六局面

設定を調べるためにアイリスフィールをググってみたらとんでもないことが判明した。サーヴァントが二騎しか脱落していないときに彼女が死ぬと、聖杯の降臨は完全に不可能になってしまうのだ。この時点でゲームオーバーである。まずいぞ。戦略の抜本的な見直…