螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

反☆省☆会


上「メドゥサエちゃんの薄い本がないとかマジ世界終わってるよね」
右「やだ、何言っちゃってるのこのオッサン……」
左「ううう……ともかく反省会ですー……」
右「あぁ、まだヘコんでんのね」
上「嫌な……事件だったね……」

 初期状況。
 戦場に三つ設置された砲台を、より多く確保した陣営の勝利……なのであるが、この規模の戦いだと中央の砲台を取れるかどうかがすべてと言っても過言ではない。

 お相手は鉄さんのスペースマリーン、クリムゾンフィスト戦団ッ!!
 マスター・オヴ・フォージ(メカニックの一番偉い人)率いる機械化歩兵部隊である。

ヴァトハール「よーし、それじゃー今回も突っ込むよー」
女獄長&ウィッチたち「はぁーい!」
ギョロちゃん「ギョロ〜!」
QBくん「何という果断即決……これが天才か……」
胸板兄貴「あぁ、俺はパス。ここに残るぜ」
ヴァトハール「えっ」
女獄長「えっ」
胸板兄貴「なに意外そうな顔してんだよ! 全員出払ったら屋上の砲台を誰が抑えとくんだよ! というかウォリアーの射撃能力ももっと試してみてえしな。さっさと行って来いボンクラども!」
チェーン兄貴(inレイダー)「あーちんこかいー」
 その様子を眺めながら、リーヴァーの三馬鹿は不敵な笑みを浮かべていた。
「……この戦い、勝ったな」
「あぁ……」
「クク、みんなの驚く顔が目に浮かぶぜ……」
 そう――彼らの手中には、切り札があったのだ。
「まだだ、まだ解き放つ時じゃない。落ち着いて機を探るんだ……」
 それは虚勢ではなく、確たる自信。三人の余裕に満ちたまなざしのもと、戦いの火ぶたは切って落とされた。

「わー」「わー」
 お弁当の準備も万端なウィッチたちが、中央の砲台目指して走る走る。

三馬鹿「フッ……我々も移動するか……」
チェーン兄貴「屋上へ行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ……」
胸板兄貴「何に!? いいけどお前、大人しくしてろよ? 勝手に突っ込むなよ? 絶対だぞ?」

 胸板兄貴がフラグを立てている間に、クリムゾンフィスト戦団も移動開始!
 兵員輸送装甲車両に守られて猛然と突き進んでくる。

 そしてツノが出入り口に引っかかって立ち往生する精鋭剣士集団(笑)。
QBくん「認識の間隙を突く巧妙なトラップ……設計者は孔明の再来か……」
ヴァトハール「はいはい後ろから押すからねー」

「いやー、太陽の下で見ると新皮質の粘液のテカり具合が美しいねぇ」
「ギョ、ギョロ〜///」
「あ、あ、ああああぁぁぁあああああんッッ!! テレ屋なギョロちゃんかわいいいいいィィィィィィィィよォォォォォォォォォォォォォはううううぅぅぅぅぅぅんッッ!!!!」
 ――やだ、キモい……
 みんなの心がひとつになった。



 一方、リーヴァーたちは刻一刻と最上のタイミングが近づいてきているのを感じていた。
 ――彼らのジェットバイク。
 その基底部には、エグい威力を誇る追加兵装が装着されていた。
 クラスター・カルトロップ。
 切断翼による交錯斬撃の直後、狼狽する残敵に対してばら撒かれる反重力マキビシ。ダークエルダーの洗練された技術が生み出した、鏖殺の置き土産である。
 ――ずっと、足手まといだった。突っ込んではすぐにやられる毎日だった。
 ヘラヘラと笑っていたけれど、そんな自分が本当はくやしかった。
 あきらめたくはなかった。羨望と畏怖のまなざしが欲しかった。
 ――戦場を駆け抜ける血風。翼持つ死。
「なるぜ」
 いつかじゃねえ、明日じゃねえ、今こそ。
 今こそに!
 三人は、来たる超加速に向け、体をぐっと低く撓めた。
 そして――






 女獄長とウィッチたちは敵指揮官、マスター・オヴ・フォージの部隊を見定めていた。
「おねーちゃん。あいつ行っちゃおー。狙っちゃおー」
「そーだねー。今日も一番突っ込んで一番手柄挙げよー」
わはー!」「たのしみだねー」「ねー」
 実際、大したことはなさそうに見えた。
 無骨でぎこちない動作をするサイボーグの兵士たち。確かに持っている武装は強力なようだが、自分たちの芸術的なまでに磨き上げられた殺人術の前では、ブリキのおもちゃと大差はない。
「よーしいくよー」
「わー」「わー」

 すかさず猛烈な応射が襲いかかってくるが、ここで怯むような娘など〈網膜の恍惚〉きっての斬り込み隊には一人もいないのだ。自らの実力は、これまでのすべての戦いで圧倒的な活躍をしてきた事実が証明している。
 過信ではない。冷静な自己評価に基づく、最善の行動である。
 ――だが。
「狙うか……グランドスラム
 かすかな駆動音とともに、マスター・オヴ・フォージの武装が展開した。
 奇妙な銃器だった。円筒状の銃身の先に肉抜きされた砲口が鎮座し、すぐ下には小さな拳銃のようなアタッチメントが装着されている。
「――赦しの炎、すべてを浄化せん」
 厳格なる祝詞
 そして、猛烈な勢いで。


 白。


「え?」
 いっそ優しげとすら思える色彩。白焔の奔流が、女獄長たちを一人残らず飲み込んだ。
 悲鳴すら、上がらなかった。


 ――つづく!!