螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

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ケイネス先生の聖杯戦争第一局面

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 さて、魅了のホクロによる切嗣と愉悦神父の暗殺の可能性について論じてきたが、ちょっと待ってほしい。言うまでもなく切嗣は最も危険な敵であり、極力早期に排除しておきたいのであるが、それを成すにはひとつ無視しえぬリスクがある。キャスター陣営である。奴の大海魔召喚であるが、今日原作を読み返したところ、あれほどの巨大存在を呼び出すにもかかわらず、手間らしい手間をほとんどかけていないのだ。召喚した物を制御しようとすると大変な労力と生贄が必要になるが、呼び出すだけなら実は簡単なのである。これはつまりキャスターの気まぐれ如何によっては聖杯戦争最初期に大海魔が顕現してしまう可能性もありうるということである。そうなったとき、切嗣がすでに死んでいたりすると、セイバーもまた現界を維持できなくなって脱落してしまうため、大海魔を討滅できる者がいなくなる。いやアーチャーはできるけど、「やだキモい」とか言って全然本気出してくれないし、セイバーネキがいないと大海魔は詰むのだ。よってキャスターをぶっ殺すまでは切嗣にも生きててもらう必要がある……と考えて、いや待てと。そうじゃないかもしれぬ。というのも、アイリスフィールの存在が保険になるかも知れん。

 

 時間切れ。

 

(彼女は「始まりの御三家」の一角たるアインツベルン家の者である。そして御三家には最優先で令呪とマスター権が授けられる。切嗣が暗殺されたとき、かなり高い確率で彼女が新たなマスターとして消えかけのセイバーと改めて契約を結んでくれることが期待できる。この推測が正しいなら、やはり初手切嗣暗殺は安パイである。切嗣なきセイバー陣営はコントロール可能なリスクであろう)