螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

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ケイネス先生の聖杯戦争第四十二局面

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 一つの火花が狂い咲き、それが散り切らぬうちに次々と火花が新たに咲き誇る。すでに衝撃と魔力の炸裂によって、二人の男の間は万華鏡のごとき様相を呈していた。令呪によって評価規格外の敏捷性と心眼スキルを得たディルムッドは、戦力において遥か上をいく英雄王相手に互角の戦いを展開していた。当然、宝具の速射はディルムッドを間断なく狙い続けていたが、ギルガメッシュの意志を離れて自動的に動く防御宝具の動きをわざと誘導することで射線を切り、致命的な一撃だけは避け続けていた。もはやサーヴァントの目にすら朧げにしか映らぬ速力を得た槍兵は、アーチャーの周囲を巧みに飛び回りながら黄槍を繰り出し続ける。やがて、その常軌を逸した連撃はついに防御宝具の処理能力を超え、アーチャーの肉体に消えざる傷をつけ始めた。全身を切り刻まれながら、しかしギルガメッシュは獰猛な笑みを絶やさない。実はもうひとつ切り札が存在していた。

 

 時間切れ。

 

(ううぅ……文字数が……文字数がナメクジだよぉ……)