螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

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ケイネス先生の聖杯戦争第五十局面

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 「待て待て待て待て」時臣は慌てて制止する。「なにも破壊せずともよかろう。どうにかして汚染だけ除去すれば……」「そんな悠長なことを言っていられる場合か。何の手立てもないだろうが」「しかし、それは……」時臣としては、やはり聖杯そのものを諦めることは難しいのだろう。御三家の一角として、少なからぬ投資を行ってきたに違いない。たとえ自分が至れずとも、聖杯さえ健在ならば凛か桜が至ってくれるはず。そう考えてしまうのも無理からぬ人情というものであった。だが。「そもそも貴様ら、これまで三度も繰り返しておきながら誰一人として根源に至った者が現れなかったではないか。根本的に儀式として欠陥があるのだよ、聖杯戦争にはな。今回のことで私はそれを確信した。駄目だこれは。物の役に立たん。根源に至りたいなら別のアプローチを考えるべきだな」「ぬぅ……」渋々と、聖杯の破壊を呑む時臣。では具体的にどうするのか。「ロード・エルメロイ。君が柳洞寺を決戦の場に選んだのは、偶然ながら良い判断だった。大聖杯は円蔵山の地下鍾乳洞に安置されている。聖杯の泥の浸食によって、そこへ至る道はぐっと近くなった。サーヴァントの力があれば、地面を掘削して大聖杯まで至れるかもしれない」

 

 時間切れ。

 

(とはいえ柳洞寺と地下鍾乳洞の位置関係はよくわからないのでかなり適当こいているのだった)