螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

昔は良かったなんて戯言ですわマジで

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 積読がたまっている(唐突)。というわけで今日は『大菩薩峠』第一巻を読了した。あぁ……うん……その……やっぱ大昔の小説はダメだな(暴言)。中二力がまったく足りない。殺陣の描写があっさりすぎる。ぜんぜんビジュアルが浮かばない。古橋先生や虚淵先生やベニ松神の足元にも及んでいない。斬った。腕が落ちた。みたいな。淡白にもほどがある。どんな斬撃でどんな術理が働いてるんだよ!! そこを述べろよ!! 『秘剣・柳生連也斎』も読んでいるが、やっぱ殺陣があっさりすぎて俺萎え萎えである。ていうかね、剣豪小説って何でこう登場人物を出すたびに、そいつの出自やら故郷やら祖先やらの話を一気にしちゃうの。意味が分かんない。重要なのはそいつであって、そいつの祖先とか関係ないよね!? 固有名詞を短い間に大量に出しすぎなのである。だから今までちょっと読んでは「うへぇ」ってなんて放り投げてきたのだが、我慢して読み進めても別にさほどの感銘は受けなかった。しかし本作、荒山徹先生が帯に推薦文を書いているのである。荒山先生が言うのなら

 

 時間切れ。

 

(間違いないかなぁと思って読んだが、やっぱダメだ。俺は時代小説を愉しむ感性がない。口直しに『龍盤七朝ケルベロス』を読んでうっとりする。古橋先生は天才過ぎる)