螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

実際の実力でも波旬パイセンの完勝だしな。光氏が勝てる要素ゼロ

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 俺は基本的に、バトルものを鑑賞するときは敵側を無意識に応援してしまう質である。主人公が勝つなんてことはわかりきっているのであり、それよりもむしろ「敗北するまでの間に敵役がどれだけ輝き、どれだけ己を示せるか」に注目してしまうためだ。だから主人公が勝つと、「あぁ……負けちゃった」みたいに思ってしまうのが常であった。だが、『神咒神威神楽』のラスボス、波旬パイセンだけは違った。俺は奴がわりと本気で怖かった。これほど衝撃的なラスボスはちょっと他に類を見ない。ゆえに、同作の主人公・坂上覇吐氏を本気で応援してしまったものである。それほどまでに波旬パイセンはおぞましかった。下品で、下劣で、誇りの欠片も持ち合わせず、昆虫よりも異質な思考のもとに惨劇を振りまき続ける。ここまで常人の感性から隔絶するキャラクターは見たことがなかった。間違いなく俺史上最も印象に残ったラスボスであり、こいつに比べたら湊斗光とかハナクソ以下ですね。執拗に光氏をディスってゆくスタイル。いや『装甲悪鬼村正』は『神咒神威神楽』に負けないほど面白かったんですけどね、ラスボスがね、どうしてもね。こんだけのことをしておいて何挫折も絶望もせずに満足して死んでんだよお前と思った。

 

 時間切れ。

 

(波旬パイセンはものっそい被害者ヅラもしているのだが、まったく欠片も同情する気が起こらない点で素晴らしかった。絶望とかいいからとにかくこの世から可及的速やかに消えて欲しかった。最高の敵役でした)