めちゃクソ面白い上に入門編として最適な逸品です。超オススメ
ロヅメイグの新作エピソードが販売を開始しており、俺は動揺をこらえることができなかった。ロヅメイグ。それは拙作『神なる闇、剣なる影にて』のインスパイア元となったダークファンタジーであり、この作品と最初に出会ったのは遥か過去、『オーゼイユ街を探して』なるタイトルのブログで連載されていた時からであった。そして本作の作者が、よもやニンジャスレイヤーの翻訳チームであるなどと、ニンジャスレイヤーを読み始めた当初の俺は予想だにしていなかったのであった。だが、言われてみれば『ニンジャスレイヤー』と『灰都ロヅメイグの夜』には要素要素に奇妙な符号がある。忍殺は殺された家族の復讐のために主人公がニンジャを殺しまくる物語だが、ロヅメイグは殺された家族の復讐のために主人公が魔法、とそれにかかわる者どもを殺しまくる物語である。そして忍殺と同じく、エピソードの時系列がランダムにシャッフルされた形で公開されていた。さらにガズ=カーなる魔法使いが登場する。こやつは悪の大魔術師であり、主人公グリンザールにとっては仇敵であるが、なんか詳細は不明だが、ともかくグリンザールはガズ=カーの首を刎ね飛ばし、
時間切れ。
(復讐を遂げるようだ。しかし、肝心の首を刎ねるエピソードは見つからなかった。ランダムにシャッフルされているからだ。その後、経緯は不明だが、ガズ=カーの首はグリンザールの肩に縫い付けられ、普通に生きているし喋るしグリンザールを煽ったりする。そのやり取りが、完全に忍殺の主人公フジキド・ケンジと、彼に憑依した邪悪なニンジャソウルである「ナラク・ニンジャ」のそれとよく似ているのだ)