螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

強さ議論ほど無意味で楽しい行いはない(真顔)

 そして、ふとこちらを向く。
「見違えたな、フィンくん」
「え、えへへ……」
 あまり余裕はない中、無理して笑う。
「やれ/\、これでは小生もおち/\無様なところは見せられぬな。」
 肩をすくめ、血の神へと向き直る。
 六臂すべてが封じられ、磔刑のごとく身動きが取れないでいる。
 総十郎は神韻軍刀の鯉口を切り、アゴスの御前へと歩みを進める。
 悠然と。
 不遜ですらあるさまで。
「〈神韻探偵〉鵺火総十郎、一手奏楽たてまつる。」
 ●
 ――抜き打ち。
 平素の状態から、不意に襲い来る危機に対して可及的速やかに対抗するために洗練されてきた技術体系である。
 当たり前の話であるが、腰に差した鞘から抜き打つ以上、太刀筋は相当に限定される。戦闘手段として見た場合、抜いて構えた状態から繰り出される尋常の斬撃のほうが明らかに強い。
 たまに活動写真のチャンバラなどで、抜き打った後わざわざ刀を鞘に戻してから第二撃を放つ剣士がいるが、あれはいったい何をやっておるのだろうかと総十郎は思う。

 はい、「一手奏楽奉る」頂きました。これ言って、総十郎自身が敵を死なした事例が今のところ一度もないので、なんかもう「奏楽たてまつるキタ! これで勝つる!!」感が全然演出できなかったなと今さら後悔する。原作世界では、このセリフが出たらもう勝ち確BGMが鳴る流れなんだけど、本編だと……なのである。あ、リュングヴィ・ガリギュライザーは殺れてたか。いや、死んだとはいいがたい状態だが。ところでリュングヴィ氏がどの程度強いのかというと、ヴォルさんより強い。トウマにも勝てる。ギデオンは厳しい。ぐらいか。なお、俺がシロガネの強さ議論をしているときは基本的に補正込みでの強さを論じている。烈火は総十郎より戦闘能力評価は高いが、補正の関係上、この二人が戦ったら100パー総十郎が勝つ。が、烈火も100パー死なない。そうゆう感じになる。烈火VSフィンだとさすがに烈火圧倒的有利だが、意外にフィンにもワンチャンあったりはする。ゆうて逆境系主人公やしな!!!! そして本当に残念極まりないことに、シロガネ最強の敵はいまのところツソなのだ……あんなのが……ひでえ……ひでぇよ……。まぁでも、血の神アゴスはゆうてツソより強いんじゃないの?

 

 時間切れ。

 

(なんつっても煉獄滅理のおかげでギャグキャラも殺しうるのが心強いしな)