螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

最終的に史実通りのところに収まるのが卑怯すぎる

 今日も書けなかった。あまりにも何も思いつかないので、総十郎の元ネタのひとつである柳生友景の腰に来る大活躍が描かれる『十兵衛両断』を読み返そうとしたものの、全然見つからず、《死と退廃の伽藍神域》にて死闘を繰り広げながら危険な探索行に明け暮れていた。結果――見つかった。読む。唸る。面白い。柳生友景とは、荒山徹時空における柳生最強剣士であり、同時に最強陰陽師でもある。で、そいつが柳生宗矩も苦戦する朝鮮妖術師の姦計をバッサリと両断する感じの話であるわけだが、思いっきりオカルト・ファンタジー要素を話の中核に据えながらも、「これは著者の創作ではない」と断りを入れ、非常に長々とこのような描写になるに至った参考文献などを開陳し始めるのだが、その参考文献自体が荒山徹先生の創作であり、実にこう、肝が太いというか、恥を知らないというか、天才だなこの人は、という話である。だが総十郎の龍式の描写の参考とするには、友景氏の出番が少なすぎてなんだかなという感じなので、友景氏が主人公を務める『柳生陰陽剣』をさっきポチったのであった。どうにかスランプを脱さねばなるまい。

 

 時間切れ。

 

(ゆえあって宗矩氏が柳生の門弟たちを虐殺する展開があって、宗矩自身も「ここまで自分と門弟たちの実力が隔絶しているとは思わなかった」と愕然としたりしている後で、宗矩氏が手も足も出ない朝鮮妖術師を友景氏があっさりとずんばらりんとするの、強さの表現として鮮やかすぎる)