螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

いや、まぁ、帝国編は王国編より明るい雰囲気にするつもりだが

◆銀◆主人公名鑑#■【サビイロ】◆戦◆
 ???歳 男 戦闘能力評価:S
 暗黒幻想虐殺漫画『錆血戦域』の主人公。全身から無数に錆びた鎖を放射できる力を持った謎の男。原作は極端に台詞や説明の少ない漫画であり、彼の本名すら不明。ざんばらに延びた錆色の髪に、引き攣れた顔傷を持つ二十代後半程度の風体。凶悪極まる三白眼は常人であれば狂死してしまいかねないレベルの凶気を放っている。両親と赤ん坊だった弟を殺され、以来復讐の遍歴を続けている。彼自身は比較的まっとうな人格者だが、その身に宿れる補正は凶悪の一言。復讐対象以外には自分から手を出すことはないものの、殺意を向けてきた相手には一切容赦しない。自分の運命が誰かを楽しませるための茶番に過ぎぬと知った時、彼の怒りは狂気となった。
 所持補正
・『孤絶の修羅』 因果干渉系 影響度:S
 最強補正たる『無敵系主人公』の効果をすべて持つ。加えて、彼の周囲ではひっきりなしに血なまぐさい対立や殺し合いが頻発し、しばしばサビイロ自身にも火の粉が降りかかる。彼のゆく手に、血と四肢と臓物が飛び散らない日はない。この補正から保護されるのは、彼の旅の相方である「盲いた童女」だけである。
・『■■■■せし■■■』 因果干渉系 影響度:■
 ■に■めた■■のいない■■キャラクターを■■に■きつける■■の■■。しかし『孤絶の修羅』の■■で、その■■はほぼ■■に■みどろの■■を■える。サビイロが■に■たいのは、このことをなんとなく自覚しているためである。
・『■■の■■』 世界変革系 影響度:■
 やがて■■を■■に■くさだめ。サビイロは■■■■■にないが、その■■の■■、■する世界を滅ぼす■■を■■り■せる。■が■■している■■は、■い■■確実に滅び去る。■ひとり、■ひとつ、■き■らない。

 あい。そういうわけで、逆噴射弾丸として、シロガネ帝国編に登場予定の「主人公」のオリジンエピソードの冒頭を投稿したのだった。あぁ、彼は帝国編の前半では〈盟主〉の歪律領域の内部に引きこもっている。枢密竜眼機関の本拠は〈盟主〉のヌミノースに包まれているのだ。不要な流血を嫌ってのことである。彼が外に出てきた瞬間、世界は変わる。アーカロトと並ぶ、枢密竜眼機関の最高戦力である。つまり今回描かれた部分では、実力の一パーセントも発揮していない。補正や物語を破壊しようと蠢動する枢密竜眼機関に対して、フィン、烈火、総十郎はいかなる立場を取るのか。当然、物語を守る、という方向に行くと思う。世の物語は「さだめを破壊する」というのが常に主人公の動機として尊ばれてきたが、シロガネにおいては逆を攻めていきたいと思う。お前、運命なんて破壊してやるとか勇ましく吠えたててますけど、なんのためにさだめだか宿命だか補正だかがあると思ってんだ? そのへんよく考えたことがあるのか? というような。俺も考えてないが。おい。いいのか。だけど、一見感情移入できなさそうな目的に感情移入させるのが好きなのだ。

 

 時間切れ。

 

(補正によって破滅に至ることが決まっているフィン少年がそれを言うから、尊いのだ)