バール氏、盲目キャラが好きすぎる
というわけで三発目を撃つ。あのー、ファンネル、いいよね……いい……。そういう気持ちだけで成り立っている。まぁ、地獄の膠着状態ですよ、第一次大戦の塹壕とか。状況がいつまで経っても動かず、ひたすら兵士たちが心身ともに消耗してゆく一方で、何も起こらず、ただただみんな生きながら腐ってゆく。そんな地獄を打破する存在として、最もあり得なさそうなのは何だろう? と考えて、このヒーローが脳内にポップしてきた。車椅子のジジイ! しかも盲目! 偏屈! 要介護! そんな、どう考えても塹壕の中にはいそうにない人物が、鮮やかに状況を激変させるのだ。あのー、こいつひとりで膠着状態を一瞬で打破できますからね。ファンネルの操作半径はだいぶ広いし、視界が通っている必要もないのだ(それを表わすための盲目だ)。だが、果たしてこれは物語がドライブしていると言えるのか? わからない。なんか錆血戦域の時も思ったけど、ヒーローが登場して、それぞれの力の一端を披露して終了、みたいなことになってゆけど、これ大丈夫なのか? わからぬぇ……。俺はただ第一次大戦の塹壕の中にファンネルを駆る盲目破足のジジィを放り込みたかっただけなんだ……
時間切れ。
(ツイストだのドライブだの大して理解せずに言ってたよ俺……なんなんだ、なにがあったらドライブしてるんだ……)