あとは『くらいところで待ち合わせ』か
まぁそんなことはどうでもいいんですよ。俺が本当にやるべきことはなんだよ。アギュギテムだよ。だから今日も書くんだけど、あのー、正直矛盾に気づいたよ。ジジイが「やつがれ、生まれた時から目が見えないんで、光とか色彩とか形とかわかりませーん」みたいなこと一回戦第三典礼でゆってたけど、奴は深淵接続者なんだから、他の人間に視界ジャックできるわけで、何が「光とは何なのかわかりませぬ」だよ、フカシこいてんじゃねーよ、という感じであるが、いやしかし、先天的全盲の人物がどのような世界観のもとで生きているのか、詳細に論じている本とかねえかなぁ。あと深淵接続の方式は個人によって違うので、狼淵は視界ジャックめいた感じになったけど、ジジイはもっとなんかこう、形而上的な? ハッキングになるのであろうか。それはどんな感じのハッキングなんだ。感覚器官ではなく、心因的なよしなしごとを直接感受する感じのなんかであろうか。それできちんと外界を認識し、剣鬼としての腕を振るえるのだろうか? ちょっと調べて見たら、全盲者は大気との触覚によって、けっこう鮮明に外界を認識しているようである。ジジイは霊燼よりも感覚が優れており、素で反響定位めいたことをやっているのであろうか。
時間切れ。
(『マーダー・アイアン 絶対鋼鉄』で、先天的全盲者が手術によって視覚を得たけど、視覚が根本的にキモすぎてすぐに自分の眼を潰してしまったというエピソードがあったが、あれは参考にすべきだろう)
買うかー
第七局面をアレする。あのー、魔術師と騎士としての音楽性の違いというものを描いて、のちのちの主従の思想的な対立と止揚の前振りとしつつ、魅了のホクロの効果を発揮して、なんかカワイイシーンを描きつつラノベ主人公的目立ちたくないムーブをさせて終了とする。最短で次回には冬木入りするとか書いたが、無理かもしれない。いつものことだ。予定は常に遅れる。準備フェイズであと何をやるべきかと言えば、一番重要な諜報戦であろう。なんかこう、この時点で敵陣営の間諜をホクロで篭絡するぐらいのなんかをすべきなのであろうか。いや、ホクロの戦略利用は、舞弥氏とアサシン氏だけにすべきだろう。乱用するとインパクトが薄れる。そうなると、やっぱもう冬木入りすべきか。さっさとスピーディに展開を進めることとて必要である。しかし〈時計塔〉の地下には、霊墓アルビオンなるダンジョンが広がっているらしい。そこへランサー陣営の主従が潜ってハック&スラッシュして、戦利品を利用する、みたいな展開も考えたが、そもそも俺は公式で描かれるアルビオンをまだ摂取していないので、というか何を摂取すればその描写に触れられるのかもわからないので、無謀なことはやめておこう。
時間切れ。
(今調べたら『ロード・エルメロイ二世の事件簿』で読めるようだ。一巻は確か読んだんだったな)
サーヴァントを表に出した、ということに意図があるとしたら?
『ケイネス先生の聖杯戦争』第七局面をアレする。あのー、なんだ、正直に言おう、ディルムッドが教室で真面目に授業受けてるという絵面が面白いからやっただけで、これ別に必要なシーンじゃないよね!? お前、先生もさ、聖杯戦争を控えてる身なんだからお前、日常の業務とかはお休みしていいだろ!! なにやってんの!! だが……やりたかったんだ……。俺はシロガネでも似たような理由でさして必要でもないシーンをやって、結果五十六万字とかいう気の狂った文字数になったというのに……お前……。まぁ過ぎたことはいい。それよりも今回の反省点としては、時計塔の生徒たちがもう完全にモブというか、「存在感のない、体重も体臭もない背景」になってしまっているという点である。人間の集まりであるという質感がない。あとディルムッドも、もう少しオモシロ反応をする余地はあったんじゃないのか? 一般の魔術師に混じって勉強するとかいう極上のフリに対して、返すボケがあり来たり過ぎる。まぁしかしこの調子で行くと、聖杯戦争までにいったいどれほどかかるのであろうか。まぁ最短で、次の次の回で冬木入りしそうではあるが。その前に、マスター間の事前謀略戦において優位に立っておくような描写も入れたい気がするが。
時間切れ。
(時臣も切嗣も、敵マスターの素性を事前に間諜を用いてきっちり調べていた。ケイネス先生がそれをしないはずがなかろう)
やりたいことを時系列順にまとめる必要がある
あぁ、『Fate/Zero』第一巻を再読完了する。そして『ケイネス先生の聖杯戦争』において、ちょっとしたアイディアというか、変更案を思いつく。少なくとも初戦において、六騎ものサーヴァントが同一の戦場にひしめくという異常事態に陥っていたわけであるが、もちろんこれは原作の展開をなぞった感じのやつであるが、恐らく『ケイネス先生の聖杯戦争』におけるケイネス先生は、ランサーをうろつかせて挑戦者を待つような方策は取らないような気がするのだ。そして、聖杯戦争ではサーヴァントの戦闘能力よりも情報戦の方が重要度が高いという力学を描いていきたい気持ちがあるので、使い魔の運用において、何か斬新な工夫を凝らし、結果としてキャスターの根城を早期に発見するというような展開を考えている。ただ、どうであろうか? キャスターを本領発揮させないうちに退場させるのは? それと、切嗣と愉悦神父にも原作になかった見せ場とか用意したくない? みたいな欲望が出てきたので、前半の展開はブログ連載バージョンとかなり変わるような気がする。キャスターの大海魔に対してランサーは本当に無力なのかという点について、俺は最近ではいささか異なる見解を有するようになってきたのだ。
時間切れ。
(まず大海魔は不定形のスライムめいた存在ではなく、れっきとした身体構造を有する生命だという点を認識しなくてはならない)
「キィ~~~ジョキジョキジョキジョ!」とか笑いだしたらさすがに誤解しないけど
『「感情」から書く脚本術』を読み進める。あのー、本作はもちろん最初は英語で書かれたやつであり、そうであるならば文章そのもののアドバイスは、日本語で文章を書くにあたっては、話半分に受け止めるべきであろうなと考えていたのだが、以外にも日本語にも応用できる話ばかりなのでマジで意外だった。しかし、「弱い言葉をいくつか連ねるよりも、強い言葉ひとつだけを選んで書く方が効果的」という言説自体はわかるのだが、「性格の悪い女性」を「鬼女」の一言で書くべしというたとえはいささか首をかしげる。恐らく英語と日本語では「鬼女(ハッグ)」のニュアンスが若干異なるせいではないかとも思うが、単に「鬼女」とだけ書かれると、それが「性格の悪い女性の隠喩」なのか、それとも本当に「鬼女と称すべき超常存在」なのか、「鬼女」という文字だけでは判断がつかず、リーダビリティを阻害しているようにも思える。これは「説明するな描写しろ」という言説に俺が反感を覚える機序と同じである。描写をするなとは言わん。描写は小説の要である。だが描写だけで終わらせるんじゃない。端的で短い説明文を添えろ。じゃないとわからん。
時間切れ。
(俺の察しの悪さをナメるな)
というか良キャラが多すぎる
あぁ、なんとなく『葛葉ねらう代の帝都聖杯戦争』を読み返していたらこんな時間になってしまった。やっぱ森教授があまりにも良キャラすぎる。「黒幕に付き従い、命じられたことは一応ちゃんとやりはするけれど、本人的にはこの聖杯戦争に何の期待もしておらず、ならせめて過程だけでも面白くするかと自由気ままに特に意味のない神算鬼謀を振るい、特に意味もなく主人公陣営にほいほいと重要情報や令呪を渡してしまう敵方のナンバー2」とかいうキャラクター像があまりにも斬新すぎる。やる気がねえだけでなく積極的に主人公の益になる行動を何の意味もなく嬉々としてやる敵幹部ってこれもうわかんねえな。全体のプラスマイナスを考えたら、主人公の助けになった率の方が高いんじゃないのかこの人。ただ、主人公に益となるムーブは、早期に落ちられると後半での重要局面での役割が果たせなくなるので、一応黒幕のための行動指針だったと言って言えなくもなくもなくも……ないかも? 彼自身の戦闘能力はさほど特筆すべきものではないので、主人公のねらう代氏がその気ならば真っ先に殴り殺される展開もあり得なくはなかったのである。「自分にヘイトがいかないように適度に主人公のご機嫌を取る」と言えばかなり情けないのだが、
時間切れ。
(それでまったく格が落ちないどころか黒幕よりも黒幕らしいのだからすごいな)
どうすれば
あー、『感情から書く脚本術』で、なんか主人公が辛い目にあってると読者からの好感度爆上げやでとかいう嫌らしいメソッドが書いてあったので、螺導少年の回想をもっとウルトラハードモードにすべきではあるまいかという気持ちになっている。ただ、両眼球がないのは先天的なものであらねばならないので、それ以外の面で心身ともに打ちのめされて欲しいわけであるが、しかし今までジジィのフィジカルで特に目立った負傷とか描いてこなかった。そしてアギュギテムの雰囲気では、単なる暴力とか挨拶みたいなもんで、なにか話の因果関係を発生させる要素にするには最低限障害が残るほどの暴力でないと、衝撃が出ないような気もする。では精神面でハードモードにするか。まぁそっちのほうがいいよなぁ。だが、今まで書いた範囲で、すでに螺導少年は内面への観想を深め、高次元の悟りに至ってる系男子にしてしまったので、精神面でダメージを与えるとか、それはそれで無理では? という気がしている。とにかく読者を泣かせばいいんだよ!!!! だからつまり螺導少年にとっての大切なものは何かという話なのである。何か。いや……執着とか……抱きそうにないんだよなぁ……どうすれば
時間切れ。
(聖人めいたメンタルの持ち主は物語にならない問題だ!!!!)