螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

あえて言おう! いいアニメだったと!

 種死が最終回ですよ!
 とりあえず、今まででいちばんバトルが熱かったので何もかもすべて許す。
 あのレプリカントのクライマックスみてえな蹴り激突がフィーバー。


 それにしても物語の前半では主人公だったこともあるシンとやらは、もう本当に没落ぶりが凄まじいというか、第三期のオープニングで中央のポジションをキラに奪われた時点でかなり「うぉーい!」でした。しかしまぁきっとドキュンの道を突き進んでラスボスになるんだろうなぁ……と思っていたら、ラスボスにすらなれなかった。
 だいたいこの男は話が進めば進むほどメンタル的な強さを失ってゆくというワケのわからない主人公(仮)で、ラストバトルに至っては主体的な行動力すら失って、自分でも賛同してすらいないデスティニープランとやらを守るためになんかそれっぽいことを言う美形二人に言いくるめられてモヤモヤしつつも深く考えず出陣。
 あげくの果てに今まで見下しまくっていたアスランに手も足も出ず完敗だよ! そして脱出後は恋人に泣きつきながら自軍がボコられてゆくのを見てるだけで、何の役にも立たないまま最終回終了!
 もう、精神的にも強さ的にも視聴者からの好感度的にも何一つ主人公の要素がないどころかラスボスの器でもありません。というか彼のポジションをどう名状すればいいのでしょう。主人公? ラスボス? ライバル? 噛ませ犬? 脇役? どれでもない! 奴はもっとおぞましい何かだ!
 っていうかアスランとのバトルで、戦闘を止めるために恋人の機体が間に割り込んできたことに気づいていながら「うわあぁぁぁ!」と悲鳴を上げて恋人もろとも攻撃しようとする意味が本気でわかりません。何がやりたいんだお前は。


 えー、まだまだ語り足りませんが、とにかくいいアニメでした。
 いやいや、けっこう本気で。
 戦闘がカッコよかったという一点をもって、私はこれを良作と呼びます。
 それ以外はもうどうでもいい。
 あー、でもなぁー、バトル良かったっつっても、なんか適当に撃ちあったり斬りあったりしてるだけで、駆け引きめいたことを何一つやってくれなかったのがなぁ。


 とにかくもう気持ちはブラッドプラスに移行ですよ。