螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

一振りの決意が因果を絶つ

 依然としてアニメ絶滅状況に変わりはないので今日買ったマンガの感想でも書きます。


 『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』第一巻
 超絶最強ロボをオヤジから受け継いだ少年がなんか知らないオッサンどもに命を狙われたり守られたり騙されたり騙られたりホラを吹かれたり虚言を弄されたりハッタリかまされたりする話。
 落ち着きがないにもほどがある! 最初からクライマックス状態。山も谷もありません。あるのは無限につづく上り坂のみ。起承転結で表すと、

 起→転→すごい転→さらにすごい転→極めてすごい転→滅茶苦茶すごい転→(エンドレス)

 みたいな具合で「承」が存在しません。強いていうなら上り角度が比較的ゆるやかな瞬間が承と言えなくもない。
 これは尋常のマンガではない……読めぬ……展開が全く……
 つかどんだけどんでん返し多いんだよ! もう最初に提示された状況がほとんど生きてないよ! 嘘が見抜けない! 何も信用できない! 誰が味方かもわからない! 素晴らしい!
 でも少し落ち着こう。ホント。


 『シグルイ』第八巻
 「よくも師匠を!」「来いやコラァ!」それで一冊。
 一体この緊迫感は何なんだろう。山口先生の描くバトルはなんでこう、「次の瞬間にはどっちか死んでる」予感でいっぱいなんだろう。『覚悟のススメ』のVS散さま戦もたいがい凄まじかったけど、今回の戦いはそれに迫る勢いです。俺があと少し血の気が多かったら鼻血吹き上げて死んでるところでしたよ。
 読者の怯懦をも斬殺するマンガ。
 それがシグルイ
 俺たちは今、歴史の生き証人になっている!