螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

「ありのまま」では獣と変わらん

 妖精さん文章で二日連続お茶を濁すわけにもいかないので『地球防衛軍2』の話でもします。
 圧倒的な物量と科学力を誇る侵略者の尖兵をブッ殺しまくるアレです。
 いやー、殺戮って本当に素晴らしいものですね。
 トラックよりでかい蟻どもがウゾウゾキチキチ密集してるところへロケットランチャーをブチ込むときなんか、真っ白い快楽が眼球の裏で弾けます。
 悲鳴がムシケラどもで断末魔心地よい! ふしぎ!
 ハイになるあまり満足に文章も打てない醜態にお前らが胸キュンしたところでこのゲームの敵密集度がいかに狂ってるかについて力説しておきますが、ひどいときは蟲が蟲に見えなくなります。なんか、いっぱいトゲトゲの生えてる巨大アメーバの波、としか形容できないありさま。
 そんなところへ銃ぶっ放しながら吶喊する名もなき主人公はマジ男前だと思います。


「逃げろ! ジェノサイドキャノンを使う気だぞ! さがれ! 退避しろ!」
「ダメだ間に合わない! うわああああ――!」


 そして果てしなくつづく敵のインフレ。猛攻。


「ははははは、はははは! 死ぬ、糸に巻かれて死ぬんだよ! あはははは、はははは!」


 殺しても殺しても、勝っても勝っても、まるで意に介さず押し寄せてくる侵略軍勢の大海


「奴はインベーダーが送り込んできた生物兵器だ。地球上のどんな生物よりも強く、大きい。奴には我々の常識は通用しない!」
「駄目だ! 相手がでかすぎる! 無理だ……勝てっこない!」


 闘って! 闘って!
 涙を飲み込み、苦鳴をこらえ!


「出してくれ! 出してくれぇ!!」
「待て! 一人で行動するな!」
「助けてぇ! ひ…う、うううわあぁぁ!」


 幾千の味方と幾万の敵の屍を踏み越え!
 それでも個人の超人的活躍で戦況がひっくり返るわけもなく!


「臨時ニュースです。地の底から巨大な生物が姿を現しました。全長は数百メートルになるでしょうか。その姿は……もはや言葉では伝えられません。これまで、様々な巨大生物が出現しましたが、その中でも最も恐るべき姿をしています」


 それでも引き金を引くことが明日に繋がると信じて!


「何てことだ……以前出現したやつですら、成体ではなかったんだ……」


 絶望に萎えかかる手足を鞭打って!


「誰か……応答してください……誰か……――」


 まるで逃げるように、敵へと向かってゆく戦士たち!


「総員、中心部のハッチを攻撃しろ!!」
「見ろ! 全てのバリアが消えた! 戦っているんだ! 仲間が、EDFの仲間が戦っているんだ!!」
「敵のレーザー兵器が動き出しました! 注意してください!」


 彼らの眼を通じて、無限の相克の果てに、我々は闘うということの意味を知る!


「――それでも、人類はまだ滅亡したわけではありません。人類はまだ生き残っているのです。我々は、最後まで放送を続けます。諦めないでください。諦めないでください!」