螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

社会性を持つホラー

 まぁ、本シリーズの怪人は「ホラー」と呼ばれておりまして、強い負の心を抱いた人間を依り代に物質化し、人間を襲う存在であると。ところが『絶狼』第一話において討伐されたホラーは、何か非常に異様であった。彼はホテルを経営しており、しかもけっこうサービスのいいホテルとして人間の間でも評判であると。しかしその本当の客とはオーナーとは別のホラー個体たちであり、評判にホイホイされて泊まりに来ちゃった人間をホラーのお客様に捧げていると。そういう奴だったわけだ。悪い奴ですなぁ。で、終われないでしょうこれは。どういうことだ。そんなことをしてオーナーに何の得があるのか。というか客のホラーたちがオーナーに支払う対価とは何なのか。シリーズすべてを見たわけではないので断言はできないが、同族同士で経済活動など行うホラーは初めてではなかろうか。それまで社会性などなく、まぁ圧倒的に力を持つ個体には従うのの、それは動物としての本能に過ぎなかったはずである。このオーナーがどのような負の心から実体化したホラーなのか不明だが、これまでの根幹の認識を地味に覆す

 時間切れ。

(ホラーの在り方が変わり始めている?)