螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

数年前のうろ覚え知識で批判かっけー!!!

 使い手が多人数に及ぶ力は理論化・体系化が不可避である。どう考えても作動原理を解き明かしてより効率の良い運用法を考える者が必ず出現する。行使者が多数いる魔法は必然的に神秘のヴェールを剥ぎ取られないはずがないのだ。これがおめー、子供にしか使えず、大人には認識すらできないとかいう設定ならば車が魔法で飛んでも「あぁメルヘンだねえ」で流せたかもしれないが、ヒゲ生やしたオッサン爺さんが雁首そろえて空飛ぶ魔法とかマジでなにやってんのあんたらと思う。その現象を可能なさしめる力があるのならもっとこう、さぁ、あるでしょうが! なんかこう、魔法的な産業革命とかできそうじゃねえのそれ!? 空飛んでる場合じゃねえよ!! みたいなことをついつい考えてしまって、あぁこの作品は中二病男子はお呼びじゃないんだなと本をそっ閉じしたわけだが、いやしかしどうなのか。行使に重い消耗を伴うのであれば継続的な作動を求められる工業転用は難しかろう。しかし読んだ限り奴らにそんな消耗は

 時間切れ。

(その意味において型月世界の魔術設定は興味深い。行使者・理解者が減れば減るほど威力が強まるのだ)