螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

この阿鼻叫喚を神楽と聞き届け賜え!

 『ダークエルフ物語』を読み進める。進むごとに面白くなる。まぁ、かつて地上を闊歩していたダークエルフたちはなんか善側勢力との争いに敗れて地下に引きこもったと。そこは、表面上は秩序と正義が律しているが、その実態は裏切りと虐殺を誉れとするマッポー殺伐都市となっていたと。そんななかで何故か善良な心をもって生まれてしまった主人公ドリッズトはんの腰に来る青春時代が描かれるわけだが、いやぁ、なんというか、意外なことに俺TUEEE的面白さに満ちた作品である。剣も魔法もめっちゃ才能豊かで、戦士学校では並ぶものなしの首席である。だが、その活躍も、彼を取り巻く状況の最悪さ、絶望さを前にした儚い抵抗でしかない。信ずれば必ず裏切られる社会。顔を覆う手の平以外に隠れ家など存在しない世界。実母すらも一かけらの善良さすら持たぬ地獄。

 時間切れ。

(『白貌の伝道師』は間違いなくこの作品を元ネタとしているな)