螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

おらモヤモヤすっぞ!!!!

 これがさ、主人公たちの最期の生き様と死に様を前にして敵の親玉がなにがしかの感銘を受け、考えを改めて民主化に乗り出すとか言うならさ、あぁ、負けはしたけれど、この世に足跡は残せたな、切ないが、しかし無意味ではなかったと納得できたかもしれないが、そうじゃないのだ。あの野郎最初からパイセンたちをスケープゴードにして民主化する気だったに違いないのである。あらゆる見地から言って親玉の圧倒的完全勝利であり、鉄華団はまったく何もできなかった。思うところを何一つ成せなかったのだ。そんなのってアリなのかよ……。一期はさ、めっちゃ苦労してオルガはんとゆかいな仲間たちが成り上がってゆく物語であり、最終的にも多数の犠牲者は出したものの目的はきっちり達成し、うおおおおおおやったぞおおおおお名を挙げたぞおおおおおという感じで終わったのであるが、二期は半年かけてその鉄華団が徐々に徐々に転落し、仲間たちが一人ずつ死んでゆくさまを半年かけてねちっこく見せつけられるというレベルの高い拷問であり、「世の中を改善し、時代を前に進めてきたのは、いつだって既得権益にしがみつく薄汚い大人たちであり、理想や熱意に燃える青少年などに社会は変えられない」という惨たらしい現実を描いた作品であった。

 時間切れ。

(マッキーことマクギリス・ファリドについても語らねばなるまい)