螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

パーフェクト再構築

 主人公にデフォの名前は設定されておらず、またセリフなども一切ないタイプのRPGだったわけだが、まぁイベントシーンでの細かな仕草や、表示される選択肢の文面などから、物静かで心優しく、しかし少々とぼけたところもある人物像が、なんとかくほのかに浮かび上がってくる感じだったのだ。で、アニメ化する際に、さすがにそのままでは成立しないので、主人公に名前が与えられ、普通に喋るようになった。しかし、原作主人公のあの味わいが、間接的に示されるからこそにじみ出る奥ゆかしい感じのアレだったため、正直なところ見るまでは不安だったわけだが――結論から言おう。完璧であった。俺がゲームの断片的な情報で構築された、そのままの人物像が動き、喋り、戦っていたのだ。これは、なんというか、かなりすごいことなのではないだろうか。同じものを見ても、人によって解釈は異なるはずである。それがおめー、ここまで違和感ゼロとかどういうことだよ。俺の脳内スキャンしたんかお前らと。なんだろう、言葉にするとゆるふわ癒し系主人公なるよくわからないコトダマが出てくるが、

 時間切れ。

(主人公が会話に絡めるようになったことで、ギャグテイストがかなり高まっておる)