螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

あとナルサスがチートすぎた


 と思ったらいつの間にか十五巻でとったんかい!!!!! うー、しかし、星の数を見るに、相変わらず不評のようである。あー、哀しいなぁ……。なんなんだろうな。なんでこんなことになっちゃったんだろう。やはりパルス王国(主人公の国)にだけ人材が集まりすぎたのがマズかったのであろうか。まぁ、主人公アルスラーンくんは、まだ少年と言ってよい歳でよく頑張ってはいるが、綺羅星のごとき英雄豪傑の数々が登場する本作の中では、正直そう水際立って優秀、というわけではないのだ。だが彼には他の誰よりも圧倒的なまでにある才能に恵まれていた。人の輪を取り持つ力である。このおかげで、多くの英雄たちを引きつけ、作中の軍事バランスが完全にパルス一強になるほどの人たらしぶりを見せつけるのである。彼より強いもの、智謀に秀でるもの、神秘的な力を使うものはいくらでもいるが、この才能の前では実につまらない、凡庸な力と言ってよい。で、そういうタイプの主人公だもんだから、いったん状況が確定しちゃうともう周辺国がどうあがこうがパルス打倒なんぞ無理ですわ。

 時間切れ。

(だからもう無理やり殺すしかなかったのだろうと思う)