神武の超鋼よ、我を立たせたまえ

　読み返してしみじみと実感する。やはりススメ覚悟こそが最高のヒーローであると。思い出補正であろうか？　断じて否である。正直なところこれ以上のヒーローに出会うことは生涯ないであろうと断言できる。あぁ、だが彼がいかに素晴らしいかを述べても、なんか陳腐な言葉にしかなりそうもないな……おや？　文章書きの敗北宣言ですか？　いやこれは別に媒体云々の話ではないだろう。まぁしかし、あえてひとつ挙げるなら最高の敵に恵まれたこともまたススメ覚悟の神聖化に一役買っていると言える。葉隠散(はらら)。この男（男？）の名もまた俺の中で永遠である。かの凶暴にして神聖なる黒き薔薇。その強さ、気高さ、美しさを述べるには、このブログはあまりに矮小すぎる。まぁ、なんというか、ススメ覚悟とは幼少期より一緒にいて、共に正義のヒーローとなるべく父のもとで（この親父がまたいいんだわ）修業を重ねていたわけだが、あるきっかけで悪に転ずることになってしまう。このきっかけというものが、

　時間切れ。

（なんというか度肝を抜かれると言いますか。まぁ大層衝撃的な読書体験でありましたよ）