螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

ところで『雷ネット翔』おもろそう


 しかし考えてみると、まゆ氏の死とSERNディストピアの間に因果関係など存在しない。彼女が死のうが死ぬまいが、SERNは調子こき始めるのは変わらないのだ。で、あるならば、α世界線の未来においてSERNに対抗するレジスタンスの創始者鳳凰院氏である必要もないのではないか? しかし、タイター氏が鳳凰院氏こそがレジスタンスの創始者だと明言してしまっている。これをどう考えるべきなのか。創始者が誰なのかは、アトラクタフィールドの内部で許される揺らぎなのだろうか。……わからない。もうひとつの可能性としては、タイター氏が現代にやってこない一周目が仮に存在したとして、その時のα鳳凰院氏には〈運命探知の魔眼(リーディング・シュタイナー)〉が宿っていなかったのではないのかということだ。これならば、まゆ氏の死がゲイボルグ理論によって確定していなくとも、彼女の救助をあきらめてしまった理由に説明がつく。なにしろ世界線の移動を認識できないのだ。α鳳凰院氏にとってはまゆ氏がSERNに殺されたこの世界線こそが唯一無二の現実だと考えてしまっても仕方がない。しかしそうなると〈運命探知の魔眼(リーディング・シュタイナー)〉とは一体何なのだろう? これn

 時間切れ。

(妄想が際限なく膨れ上がる作品である)