主人公が死んだら物語世界はどうなるのだろう?
『レクリエイターズ』九話まで視聴す。いや、うーん……敵の正体・目的・動機を五話の時点で気付いていながら九話に至ってもぐずぐずと言おうとしない主人公氏にいささかイラッとくる俺であった。いやだって、それ世界の存亡にもかかわる超重要情報ですよね!? そらお前、アルタイル氏の作者がネットで叩かれて、で自分が少なくともそれに手を差し伸べなかったから自殺しちゃったという事情は言いにくいし後味最悪なのもわかるが、かかってるものが今回大きすぎるのである。そんなお前個人のトラウマなんかより優先すべきことがあるだろうがと思ってしまう俺はおかしいのだろうか。そのトラウマは自分の命よりも重いのかと。あー、しかし噂のマガネちゃんネキが登場したわけだが……いやー、うーん……今のところあまり好きにはなれんなぁ……というか「滅茶苦茶な惨劇を引き起こしておいて、最後まで報いを受けることも心へし折られることもなく満足げに死んでいきそうな、不自然に保護された悪の美少女」臭がして、いささか嫌厭したい感じである。最後に心バキバキにへし折られてくれるのなら悪役として愛せるのだが……
時間切れ。
(この「不自然に保護された悪の美少女」に対するフラストレーションが、『夜天を引き裂く』の界斑璃杏を形作ったといえる。とはいえ最後までマガネちゃんネキのことは注意深く見守ろう)