ケイネス戦争の聖杯戦争第二十七局面
ただまぁ、そこまで心配することはないかもしれない。遠坂時臣は現状まったく追い詰められてはいない。主観的にも客観的にもそれは明らかだ。ギルガメッシュは無傷で健在だしな。ゆえに「常に余裕をもって優雅たれ」の家訓に従い、璃正はんに泣きつくようなことは恐らくすまい。さて、令呪案件はそれでいいとして、実はもうひとつ重大なリスクがある。小聖杯を胸に括りつけることで、どうにか辛勝をもぎとったランサー陣営であるが、アーチャーに対してはこの小聖杯バリアーが機能しない可能性が高い。まぁ、ギルガメッシュという奴は聖杯にかける願いなど持たず、ただそれが財宝である以上、自分に所有権があることは確定しており、それに手を伸ばそうとする有象無象は誅罰を下すほかないと、まぁ、あの男なりに王としての筋目を通そうとしているわけですな。つまり罰することがメインであり、聖杯の確保にはさしたる執着はないと思われる。よって胸に小聖杯くくりつけていようが一切関係なく宝具ぶち込んでくることが予想される。以上を踏まえたうえで、決戦場は遮蔽物のない開けた場所が望ましい。いや、どういうことか。
時間切れ。
(ヴラド三世出なかった……無課金ではこれが限界か。まぁいい。低レアサーヴァントとて愛でようはあるものだ)