螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

やっぱぶっ殺したりぶっ殺されたりする物語のほうが好き

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 泣ける話を勉強しようと思って『君の膵臓が食べたい』を読んだ。あーーーーーーーーーんーーーーーーーーーーあーーーーーーーーー、なんだ、感動的な物語であった。良い話だった。傑作だと思った。よってこれから書くことは、本作のクオリティとは全く関係のない俺の信仰告白に過ぎない。えー、なんといいますか、本作の主人公は絵に描いたような陰キャ高校生でして、まぁ本を読むことだけが生きがいみたいな男ですな。友達など一人もおらず、そしてそういう自分を肯定している。で、そういう奴が余命いくばくもないヒロインと出会ってなんやかんやあって彼女の影響を受け、よしこれからは陽キャになろう!! 的な感じで終わったわけであるが、いや、その、ええー……みたいな気持ちになる。またか。またそれか。また絆礼賛主義か。そんなに孤独とは悪なのか。排斥されねばならぬ悪徳だというのか。というか、ヒロインからして主人公の孤独さ、自分を自分たらしめるのに自分以外の何者も必要としてない感に魅力を感じていたにも関わらず、おめーはそういう結論に至っちゃうのかー、と。

 

 時間切れ。

 

(そこがモヤってなったが、それじゃあどういうラストなら良かったんだテメエって言われると黙って俯くよりほかにない。確かにこういうオチ以外ありえない物語ではあるのだ)