むしろ俺はどんだけフェイトゼロが好きなのか

　あー、アニメ版フェイトゼロで、ついにディルムッド死亡回まで見進めてしまった。哀れだ……思いは何一つ主君に届くことなく無念に満ちた最期を遂げた。しかし、最初に見た時は気付かなかったが、ランサーとセイバーの最後の決闘はかなりかっこいいなオイ。ここで同時進行的にセルフギアススクロールの説明が入るため、そっちに意識がいってあんまり印象に残ってなかった。われながらもったいない視聴態度であったと反省である。しかしまぁ、ケイネス先生にはフィニアンサイクルの知識はあって、ディルムッドの人品もちゃんとわかってたはずなのに、なんで信用してやらんかなぁ、と思えてならない。しかしディルムッド、生前の悲劇を繰り返したくないのならばソラウの前では決して実体化しないぐらいの配慮はあってしかるべきだったのではないか――と考えて、特殊変則契約があったか……と腑に落ちる。あれを結ぶ際に、どうしたったソラウの前には出てこざるを得なかったのだろう。というか魅了のホクロの逸話を持つ英霊の前に自分の婚約者を出すとかケイネス先生はマジで何考えてんのこの人。知能のほどを疑われても仕方がない軽率ぶりである。まぁ、これまで特に何も頑張らなくとも

　時間切れ。

（人生すべてうまく行ってきた男であるから、そういう常識的な用心すらしなかったと強弁できなくもないが、いやアンタそれにしたって……）