螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

若干ちょっと最強枠が出すぎな気がしなくもない

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 とかくレーヴェ氏のインパクトは凄まじかった。勝てなくて当たり前な強さの敵が、隠しボスですらなくストーリー上必ず戦わなくてはならない相手として登場するのである。しかも、めっちゃ苦労して勝ったとしても、ゲーム上、特に何もメリットはないのである。戦闘後のイベント内容が変化するだけなのだ。この「勝たなくてもいい最強の敵」というアプローチ。RPGという媒体において、敵キャラクターの強さをここまで鮮烈に描き出した例を、俺は他に知らない。なにしろ初見では瞬殺される強さなのだ。これに比べると、マクバーン氏の扱いは、インパクトにおいてかなり劣る。設定上、レーヴェに負けない強さのはずであるのに、「三割減らせ」てアンタ……もうすっぱりと負け確イベントにしちまえよと思う。しかしここで俺氏、奇妙な事実に気付く。中期の作品である『碧の軌跡』において、最強枠の敵が二人ばかり登場する。〈赤き戦鬼〉シグムンド・オルランドと、〈風の剣聖〉アリオス・マクレインである。彼らもまたレーヴェ氏に劣らぬ人類最強クラスの猛者であるが――『碧の軌跡』の終盤において、言い訳の余地なく主人公パーティに敗北するのである。

 

 時間切れ。

 

(ところが、この二人に関しては、「扱いが悪い」などという感想は抱かなかった。これはいったいなぜなのか?)