螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

ちなみにフィトとは植物の葉っぱが動物的なふるまいをするようになった存在である

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 まず昨日の、というかここ最近の日記において不適切な記述があったことを謝罪せねばなるまい。「フェミ」などとひとくくりにして馬鹿にするのは恐ろしく誤った態度であった。いい大人が大変恥ずかしいことを書いてしまったと思う。俺が馬鹿にしているのはラディカル・フェミニズムであって、リベラル・フェミニズムの推進者に関しては悪感情などまったくない。その主張のすべてを全肯定するつもりはないが、傾聴すべき意見として真摯に接する用意がある。だがラディフェミさんは息が臭いんで喋らないでもらえますか^^。

 で、

 クレイグは峡谷をよく知っていた。石英の岩棚、階段状の滝と池、日差しを浴びて踊り、銀色の幹の森を強い月光の色あいに染めるフィトたち。クレイグは絵を描いているミドリを見るのが好きだった。とりわけ、彼に気づかず、ひとり歌を口ずさんでいるときが。彼女は清潔で、超然としていて、恨んだり、せがんだりすることがない。彼女とおなじ世界にいるだけでよかった。

 滝の水音とフィトの鳴き声を通して彼女の歌声を聞きながら、クレイグは彼女のところまで行き、石英の丸石のかたわらに据えられたイーゼルの前に立った。彼女はその音を聞きつけてふり向き、にっこりと笑った。

「ロイ! お目にかかれてすごくうれしいわ!」彼女はいった。「けっきょく、あなたは帰ってしまうんじゃないかと心配だったの」

 灰色のドレスをまとった彼女は、小柄で華奢な体つきで、大きな黒い瞳と繊細な顔立ちの持ち主だった。黒髪は少年のように短く刈りこんでいる。声は鳥を思わせる自然なひびきがあり、動きや身ぶりには、歌う鳥のすばやい優雅さがそなわっていた。

 

 天使かな? 果たしてこの記述から、欧米のバタ臭い絵を想像することができるのだろうか。俺には無理だ。今確認してみたが、本作は1963年に発表された作品である。つまりラディカル・フェミニズムとかいうクソ汚物がこの世に誕生する直前の作品なのだ。では現在の海外小説における女性描写はどうなのか。……すまん。わからん。というか発表年代とか気にして小説読んだことなかった……。しかし、例えば『ハイペリオン』シリーズとかには、えー、名前忘れたけど美しい女性が登場していたし、色っぽいシーンもあった。これは一応現代の作品と考えて良いだろう。

 

 時間切れ。

 

(あまり数を読んでいるわけでもないので断言はできないが、やはり小説にはラディフェミの腐臭が付きにくいように思える。視界に入れば脊髄反射で叩ける絵や映像とは異なり、小説はちゃんと読解して味わわなければ魅力的な女性像を認識することができないためではなかろうか)