「ほあー」て何だよマジで。台本になんて書いてあったんだよ
当然ながら悪い点はある。主人公不動明とラスボス飛鳥了の中の人の演技がもう、最低という言葉を何度連ねようと表現しきれないレベルの笑えない最低ぶりであり、こいつらが戦闘シーンでカラテシャウトを発するたびに俺の腰は砕け、全身が脱力し、トレホのナイフに刺されて死ぬ。本当にひどい。この俳優さんの名前は知らないし憶える気もないが、いったいここまですごいCGを用意できるほどの潤沢な資金がありながら、なぜもっとましな俳優を引っ張ってこれなかったのかと切実に思う。何かよくわからないがこいつらを使わなければならないしがらみとかあったのだろうか。それとも弱みを握られているのか。そんな邪推をしてしまうほどにひどい。ひどすぎる。俺が本作を駄作認定してしまう理由の九割九分九里はこれである。いやこいつらを使うなら使うで、なぜもっとみっちりと演技指導をしなかったんだ。誰がどう見てもこれはダメだろう。撮ってる最中誰も「これマズくね?」と思わなかったのか。だが、逆に言えば俳優さえまともならば俺は実写版『デビルマン』はそこそこ評価されるべき作品だと考えている。
時間切れ。
(ストーリーが破綻している、という評をよく聞くが、個人的には首をかしげる。というか「ストーリーが破綻してる」ってどういうことなんだ? 個人的には理解できないような描写もなく、最後まで混乱せずに見終えることができた)