バリツって何だ(哲学)
そして何も書くことがない。なんだ、ちゃんとインプットはしているのだ。で、面白かった、とも感じた。だがそこで感想は終わるのである。そういう事例が、このごろとみに増えまくって困る。恐らく自分の中で「書くに値する感覚」のハードルが上がっているのではないだろうか。映画『シャーロックホームズ』を見て、主人公のホームズ氏が敵をカラテするとき、あらかじめ脳内で「まずここをこうしてこう防いだ瞬間にこう!」みたいなイマジナリー予行演習をやってから実際に敵と戦うわけだが、「あ、これ実際だとうまくいかない奴や……」と考えた俺の予想とは裏腹に、ホームズ氏は実際その通りにシステマティックに敵をのしてゆくのがなんか良かった、的なことを思ったが、本日の日記を書き始める段階ではこれは「書くに値するほど面白い感想ではない」と考えていた。というか今も考えている。いったい、面白い感想とはどうすれば書けるのだろうか。ぜんぜんわからない。あー、うー、そして執筆も進まない。いやふざけんなこちとら病み上がりだ馬鹿野郎。市販の咳止め薬ぜんぜんきかねえしよぉ。
時間切れ。
(ところでいちばん風邪かつらかった日の日記のラストになぜか二回「時間切れ」とか書かれてて怖い。ぜんぜん覚えがない)