螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

マニプル=サンが本当に油断ならぬ強敵だったことに驚愕す


 あー、なに書こう。そうだ。忍殺新刊『ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ 後編』を読了する。古代ローマカラテの全容が明らかになって俺氏、歓喜するの巻。古代ローマカラテとは何か。古代ローマ帝国で発祥したカラテ流派である。何を言っているのかわからないと思うが、とにかくそうなんだ。で、『ニンジャスレイヤー』という作品において、古代ローマカラテの使い手はちらほらと登場はしていた。皆、自信満々で敵と対峙していた。しかし――そのいずれの場合においても戦闘シーンの詳細は描かれず、大抵惨殺される結果に終わっていたのだ。いったい古代ローマカラテは本当に強いのか? ていうかどんな流派なんだ? という読者の疑問をよそに、徹底的にその詳細は神秘のベールに包まれていたのである。しかし――ここに一人のニンジャが登場した。スパルタカス=サン。アマクダリ・セクトが擁する最高戦力の一角であり、現代における古代ローマカラテの筆頭継承者である。彼の戦闘シーンもまた、今まで徹底的にカットされ続けてきたのであるが、他のサンシタどもと違うのは、そのすべてにおいて圧勝している点である。

 時間切れ。

(ニンジャスレイヤー=サンとスパルタカス=サン。両者の激突は時間の問題であった。ちなみに本作における「カラテ」とは、かなり哲学的かつ深遠な意味を含んだ言葉なのであるが、ここでは「戦闘技術全般」という意味で理解しておけばよい。「空手」とは意味する範囲がまったく違う)