ところでマトモだった頃のジルが意外にイケメンでワロタ

　さて、キャスター陣営である。この組み合わせは、事前の情報戦の成否が勝敗に直結する対戦カードである。劇中ではセイバーと二人がかりで仕留められなかったために、ディルムッド単独では厳しい相手、のように思われがちであるが、あれはそもそも相当にキャスター有利な状況での戦いだった。まずキャスターの手札で警戒に値するのは、海魔の無限召喚である。これ以外はディルムッドにとって特に問題にならない。そして海魔召喚には生贄が必要となる。つまりこのことを事前につかんで、周囲に誰もいない状況で仕掛けることができれば、ゲイジャルグを持つ上にランサークラス由来の抗魔力スキルまであるディルムッドの完封勝利は疑いようもない。しかし、これはかなりランサー陣営に有利な条件でのシミュレーションだ。というか、キャスターと他のクラスの強さ議論をしようとすると、どうにも公平な状況での考察というものが完全に不可能なのである。例えばティラノサウルスとモササウルスのどっちが強いのか、というようなものである。陸ならティラノだし、海ならモサである。

　時間切れ。

（それぞれ得意とするバトルフィールドがまったく重なっていないがために、公平な条件での競い合いが不可能なのだ。生贄がない状況での戦闘ならディルムッドに有利すぎるし、ある状況ならジル・ド・レェに有利すぎる。結局のところ聖杯戦争とは、サーヴァントの戦闘能力よりも情報戦の方が遥かに重要であると言えるだろう）