螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

「彼」の生存ルートとかないもんか

 ノーマル難易度は「いかに弱点属性を突いて敵をホールドアップさせるか」が主眼となるゲームであったが、引継ぎなし最高難易度は「いかに魔法を使わずに物理攻撃だけで乗り切るか」を競うゲームとなる。……みたいなことを以前も書いた気がするが、つまりリソース管理としてのシビアな葛藤が表に現れてきて、初見ノーマルプレイ時よりもゲームとして明らかに面白かったことは何度でも特筆すべきだろう。初回プレイ時には、無味乾燥な感想記事を二日ぐらい書いただけなのに対し、修羅道プレイではこの有様だ。だが――そのうえで、やはり本作には、ひとつ苦言を呈さなければならない部分がある。最強クラスのペルソナたちに相応しい晴れ舞台が用意されていないのである。本作の想定クリアレベルは恐らく七十台半ば程度と思われる。それこそが最も苦戦しつつラスボスの強さを実感できつつ不可能ではないという塩梅の難易度になるはずである。だが――本作にはレベル80を超えるペルソナがけっこうたくさんいる。それらはなんかこう固有の強力なスキルを持ってたりして、使用時の演出もぬかりなく凝っているのだが、

 

 時間切れ。

 

(そういう多大な労力をつぎ込んで制作されたであろう最強ペルソナたちが、その強さを存分にぶつけられるようなダンジョンが存在しないのである。本作のラスボス氏は、オサレポイントバトルシステム的に考えても、せいぜいが4のアメノサギリ氏と同程度の強キャラであり、正直なところこれが真ラスボスと言われてもいささか釈然としないものが残るのだ。それに加えて、普通にクリアするだけならまったく必要のないレベル80越えのペルソナたちがたくさん用意されている。あ、これはラスボス戦の後に何かあるな……と思いながら攻略していたら別に何もないのである。まぁすごい肩透かし感!!!! いや、実は攻略wikiを見ると、いないわけではないのだ。隠しボスと言いますか。そうゆうのがいて、そいつらは恐らく最強クラスのペルソナたちをフル活用しなくては倒せないのだろう。一つ問題があるとするならば、そいつらは二週目にしか出現しないのである。つまり引継ぎなし最高難易度プレイでは決して戦えないのだ。そして正直に言おう。いかに最高難易度とはいえ、引継ぎアリにしてしまうとヌルすぎて俺の心が死ぬ。これは軌跡シリーズのように、引き継げる分野を個別に設定できるようにしてほしかったものである。まぁ、巷で評価されている通り、素晴らしいゲームだった。だが俺の中での評価は今のところ「4>3>5」って感じである。ところで三月に本作の拡張版が発表されるらしい。マジか……)