螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

うーん、うーん、

 要するに俺は『シン・ゴジラ』が好きなんであって、ゴジラは特に好きでもない、という可能性がある。ツイッターアーとかでの盛り上がりを見るに、なんかもう俺自身の感想とあまりにも乖離しすぎていて、俺とこの人たちは本当に同じものを見たのだろうかと疑ってしまうレベルである。どうしよう。なんで俺はこんなに感動できなくなってしまったんだろう。『怒りのデスロード』だって、なんかものっそい大絶賛されてたじゃないですか。それが楽しめないというのは、要するに俺に欠陥があるということなんですよ。しかしなぜそんなことになってしまったのだ? 俺が物語というものに根本的に飽きただけ――ではない。何故なら俺より明らかに大量の映画を見ている人も、俺より明らかに感動しているのである。俺のこの不感症は「飽き」とは異なるものだと思う。理解できていないわけでも断じてない。というか、キングオブモンスターズの感想で、「登場人物全員狂人」みたいなやつがすごく多いのだが、いや、あの、これは「自分は狂人だから同じ狂気を当たり前に感じてしまって認識できないアピール」とかではなくマジで問いたいのだが、キングオブモンスターズに狂人なんて出てきたっけ……? 俺には、共感はしないまでも理解は可能な人物ばかりにしか思えなかった。どこに狂気があるんだ。

 

 時間切れ。

 

(狂人とは「なんかの理屈で動いているんだろうけど、その理屈がわからない人間」だと思っていたのだが、本作には行動理念が理解できない人物などいなかったのである)