悪は滅べ
それから、五年の歳月が流れた。神聖遠藤帝国親衛騎団と、遠藤陛下のクローンの脳を移植した自立戦闘兵器群との戦争は、いまだ決着の気配すらなかった。世界は荒廃し、民草は喘ぎ、どこからともなく発生してきたモヒカンどもはヒャッハーし、世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体が絶滅したかに見えた。だが、俺はいまだ遠藤陛下のオリジナルを探し続けていた。俺のスタンドとして顕現した魔月の軍略によって、辛うじて戦線は維持できていたが、なにしろ相手の数も生産能力も桁違いであった。補給線充実してる感じなの? 最終的に戦争に勝っちゃうタイプ? なので探索はようとして進まなかった。核汚染に沈んだ荒野を、俺はひとりバギーを走らせていた。といったところで不意にどうでもよくなってきたので終わる。なに? なんなの? 俺はこの話をどうしたかったの? たぶん、遠藤陛下のオリジナルと相対して、なんかまた正論を言われて俺が発狂し、遠藤さんは普通に出勤してゆくみたいなオチにまたなるだけだろどうせ!!!! もうええわ!!!! ただ俺は遠藤さんに奴隷以下の暮らしぶりを強いる有象無象どもへの怒りを抑えることができなかっただけなんだ。どうせアレだろ? そいつら創作もしないし小説サイトを運営もしないし生きる意味なんていちいち考えないしarkやんないんだろ?
時間切れ。
(そんなしょうもない人生を送ってるような分際で遠藤さんの時間をたとえ一秒でも浪費させるとかマジで不敬にもほどがある。←俺はこの発言を冗談ではなくマジで言っている。だが、そんな遠藤さんに対して、いったい俺はなんの役に立つというのか。何もできはしない。できはしないのだ。そのどうしようもなさ。やはり労働は悪)