螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

弟が兄の粛清を強硬に止めようとしないのも違和感

 ほんでな、同化人間粛清部隊の話に戻るんだけどさ、まぁ「同化されている可能性がほんのわずかでもあるなら、相手が対話を持ち掛けてこようが命乞いをしてこようがとにかく心を鬼にして粛清」という行動原理を持っているのなら、それはそれでいいのだ。だが――この部隊の隊長は、粛清対象の中に自分の弟がいることを知ったとたん、弟だけは逃がそうとするのだ。特に葛藤しているような様子もなく! ここが、なんか、なんかなぁ、腑に落ちないなぁ。それをリアルな甘さだ、とは捉えることができなかった。だって「心を鬼にして粛清」の時点で、まぁかなり感情からは乖離した行動原理じゃないですか。そうゆう人間になったいきさつは描かれなかったけど、並大抵の決意と覚悟では為せませんよそんな仕事。それはもう相当強固な目的意識を持ってないと「ない」行動原理だと思う。だというのに、弟だけは逃がそうとする? ホワイ? 同化の可能性が一パーセントでもあるのは弟も同じでは? なんだろう、一貫性がないことが問題なわけではないと思う。家族は特別扱いしたくなる心理は理解できる。だが「命乞いをしてくる、たぶん同化されてないであろう相手を、それでも殺す」男が、弟だからと言って手心を加えるということに、何か納得いかないものを感じるのだ。

 

 時間切れ。

 

(うーん、うーん、これ、人によっては違和感を覚えない事柄なのだろうなとは思う)