螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

今、闇が浮かび上がってくる

 そうゆうあらすじだけ読むとありがちな和風退魔アクションかと思わせるが、さにあらず。退魔の剣を抜くためには、モノノケの形と真と理を知る必要があるのだ。形とはすなわちモノノケの種別(座敷童とか化け猫とかそういうアレ)、真(マコト)とは事のありさま。つまり人間がアヤカシに憑依されモノノケと化すに至った事態の経緯。理(コトワリ)とは心のありさま。すなわち、真を受けて、アヤカシの宿主となった人間の動機・心情である。この三つの情報を得ることで、初めて退魔の剣の封印が解かれ、モノノケ退治が可能となる。つまり、推理小説めいて形と真と理を捜査するのがドラマのメインを占めているわけだ。その過程で、主人公の薬売りは人間の凄惨な罪と業を詳らかにすることになるわけだが、特筆すべきはそれに対して主人公が一切説教めいたことをしないどころか、好悪の感情すらひとかけらも表に出すことはない、という点である。徹頭徹尾超然としている。

 

 時間切れ。

 

(弱さも愚かさも残虐さも、強さも美しさも慈悲深さも、すべてひっくるめて静かに認めている。そういうお人なのだ)