螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

「…」の数は原作再現です

 空中で天才ビームと闘気放射を行い、どうにか制動をかける烈火。

「屋上へ行こうぜ……ひさしぶりに………きれちまったよ…」

 銀糸の結界に着地し、こめかみをヒつかせながら烈火は言う。

「待て黒神。同じ攻撃は二度と通用せんらしい。」
「あァん!? ナメてんじゃねーぞロリコンてめー今のが俺の最強技だとでも思ってんのかコラァ!!!!」
「最初の一撃も事実上効いてはおらんかったではないか。少しは頭を使え。」
「じゃテメーがなんか策をひねり出せやァ!!!!」

 そして火の玉のように再び突撃。
 空間を軋ませるがごとき衝撃波の乱舞が撒き散らされる。

「ソ、ソーチャンどの……」
「――手はある。」
「ほんとでありますかっ?」
「ただし、手が足りぬ。」
「ふぇっ?」
「詳しく聞かせてくれ」

 ギデオンが幻炎とともに現れ、言う。

「まず、あの六振りの神統器(レガリア)の動きを封じぬ限りお話にならぬ。」
「封じる……? あれを……?」

 再び世界が紅く斬割され、凄惨な艶を持つ薔薇めいた軌跡が空間に灼き付く。相変わらずトウマの目には輝く線にしか見えない。間違いなく末端の速度が音速を遥かに超えた結果、大気を断熱圧縮せしめ、赤熱しているのだ。

「見ての通り、奴は本質的に不定形の体を得たにもかかわらず、生前と同じように固体を保ち、武具を振るってゐる。なぜか? いかにヴォルダガッダが戦闘の天才とは言え、液体となった体の動かし方など皆目見当もつかんからだ。ゆえに奴は生前の戦い方にまだ縛られてゐる。今この瞬間が最初にして最後の勝機なり。」

 懐から札を抜き放つ。

「一振りは小生が封じよう。残り五振り――それさえどうにかできれば、ひとつだけ血の神を滅する手管に心当たりがある。」

 その眼は、どこか彼らしからぬ冷酷な色を湛えていた。

「善人でいることは、どうしてこう難しいのか――殺意という名の絆、それをいま小生は確かに感じておる。振り払いたくとも絡みつき、我が宿命に禍々しい輪郭を添える。」

 出現した神韻軍刀の鯉口を切り、総十郎は前に――血の神アゴスの斬間へと踏み入ってゆく。

 無数の斬撃が乱舞しているとき、俺はよくその様子を「薔薇」に例えがちなのだが、これ伝わるのだろうかと毎度不安になるものの、これ以外に詩的な言い回しが思いつかないので困る。あれだ、薔薇っつったらおめー、なんかいっぱい花弁が密集してるやん? そのさまが、なんか無数の斬撃を思わせませんかという話であるが、どうなのだろうか。伝わるのだろうか。それはそうとアゴスの斬撃は超音速らしいのだが、あのー、あれだろ、超音速って、なんか衝撃波出るんだろ。『空想科学読本』で読んだから知ってるぞ俺。しかしどうも想像がつかない。衝撃波とはどういう形に広がり、どの程度の威力を持っているのか。ぜんぜんわからない。ところで『空想科学読本』では、ウルトラマンが超音速で飛行すると自らの発生させた衝撃波によってバラバラに砕け散る的なことが書かれていたが、いや、あの、日常的に怪獣と戦ってるような体の持ち主が? 衝撃波で即死って、あの、ウルトラマンの肉体の構成物質とか知りませんけど、どう考えても衝撃波ごとき余裕で耐えられるような体じゃないとそもそも超音速飛行能力なんか身に着けられないだろ……と幼心に思った。なんで既知の物質であるという前提なんだよと思った。

 

 時間切れ。

 

(面白かったけど、面白おかしい結論を出すことありきで論を進めているので、まったくフェアじゃないなと)