やはり帝国でも同盟でもない大きな勢力がいるのか？

　銀英伝外伝『白銀の谷』第一話を視聴したわけだが、ここで疑問符が乱舞することになった。本作は本編よりも前の時系列の作品で、ラインハルトが帝国軍に入ったばかりの頃の、最初の戦いを描くものであるが、ここで帝国は氷に閉ざされた惑星の資源採掘プラントを奪い合って戦っていた。もう何度もプラントの支配権の持ち主は入れ替わっているらしい。しかし、いったい誰だ……？　帝国はどこの誰と資源採掘プラントを奪い合っているんだ……？　同盟、ではないと思う。帝国と同盟はフェザーン回廊とイゼルローン回廊でしか行き来できないはずだ。イゼルローン回廊での戦いは、必然的にイゼルローン要塞での戦いになってしまうし、フェザーン回廊はラインハルトがアレするまでは不可侵だったはずだ。このどちらでもない場所で戦われている以上、帝国の相手は同盟ではない、と思う。しかし、同盟以外に帝国とまともにやり合える勢力など存在するのか？　何度も支配権が入れ替わっているということは、帝国相手に何度も勝利しているらしいのだが、いったいそれはどこの誰だ。一つの説としては、帝国でも辺境の方は中央政府の権威が行き届いておらず、

　時間切れ。

（封建的無秩序状態に陥っており、各貴族家の私軍が好き勝手に戦国時代しているという説。しかし、今回ラインハルトは明らかに帝国正規軍の一員として任地に赴いている。正規軍が田舎貴族の争いに加担したりするとは思えないので、これも考えづらいのである）