螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

そもそもこんな回りくどいイベントなどなくとも金には困らないゲームなのだ

 『ホロウナイト』をプレイする。あのー、銀行をやっているNPCがいてだな、まぁこのゲームは死ぬと所持金がゼロになるんだけど、銀行にお金を預けておけばそれらは失わずに済むという触れ込みのアレであるが、しかし金を限度いっぱいまで預けると、銀行屋はそこから失踪してしまう。そののち、とある温泉地で再会することが叶うのだが、まぁしどろもどろの言い訳と自己正当化を重ね始めるが、要するに金を持ち逃げしてもう使ってしまったと。そこで俺は「ははぁ、お詫びにこれをあげるから許してね展開ですなこれは」と思って余裕綽々で会話を進めていたのだが、終わってもなにもくれない。くれないのである。どういうことだ……ただ金を失うだけのイベントなどを仕込むとは考えづらい……しかしこれ以上どうすればいいのかわからず、俺は無言でその場を去った。ちなみに「夢見の釘」と呼ばれる、相手の思考を読めるアイテムを使うと、「何なのこの子……気味悪いわね……さっさとどっか行ってくれないかしら……」みたいな思考が読み取れて大変ビキビキきましたが、しかし何をどうすればいいのかわからなかったので俺はその場を去るしかなかった。しかし、今日、思い立って、再び着服銀行屋のもとを訪れた。

 

 時間切れ。

 

(正解は「攻撃」であった。攻撃すると、そいつは自前の甲殻の中に引っ込んで小銭を落とすのである。これを何度も続けると、最終的に失った金額よりも多くを回収できるのだ。俺は……その発想を思い当たらなかった自分の察しの悪さを嘆くべきなのか、ムカつく奴とはいえ戦意のない相手に攻撃をするという発想がチラとも浮かばなかった善性を誇るべきなのか、なんとも微妙な気分になった)