螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

「キィ~~~ジョキジョキジョキジョ!」とか笑いだしたらさすがに誤解しないけど

 『「感情」から書く脚本術』を読み進める。あのー、本作はもちろん最初は英語で書かれたやつであり、そうであるならば文章そのもののアドバイスは、日本語で文章を書くにあたっては、話半分に受け止めるべきであろうなと考えていたのだが、以外にも日本語にも応用できる話ばかりなのでマジで意外だった。しかし、「弱い言葉をいくつか連ねるよりも、強い言葉ひとつだけを選んで書く方が効果的」という言説自体はわかるのだが、「性格の悪い女性」を「鬼女」の一言で書くべしというたとえはいささか首をかしげる。恐らく英語と日本語では「鬼女(ハッグ)」のニュアンスが若干異なるせいではないかとも思うが、単に「鬼女」とだけ書かれると、それが「性格の悪い女性の隠喩」なのか、それとも本当に「鬼女と称すべき超常存在」なのか、「鬼女」という文字だけでは判断がつかず、リーダビリティを阻害しているようにも思える。これは「説明するな描写しろ」という言説に俺が反感を覚える機序と同じである。描写をするなとは言わん。描写は小説の要である。だが描写だけで終わらせるんじゃない。端的で短い説明文を添えろ。じゃないとわからん。

 

 時間切れ。

 

(俺の察しの悪さをナメるな)