螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

実際恐るべき強敵であった


 宿主たるニンジャスレイヤー=サンが重篤なダメージを負ったり、致命的な状況に追い込まれると、本人の意志を無視して意識を乗っ取り、表に出てくることがある。そして宿主を上回るカラテで惨劇を振りまくのだ。まぁ、よくある「ピンチでハイパー化」ですな。いうまでもなくこの要素は諸刃の剣である。劇的な逆転によるカタルシスは得られるものの、どうせ「ナラクが出てきて勝つんだろ?」的なうがった見方をされやすい。しかし、スパルタカス=サンとの決戦において、この「どうせナラク勝ちだろ?」に対する明確な反証が行われたのだ。スパルタカス=サンは古代ローマカラテを極めつくした挙句、源流にはない彼オリジナルの構えを完成させていた。その構えは、彼の超常的な読心能力の極致であり、あらかじめナラク化という隠し玉が敵にはあるということをアマクダリの情報網から得ていたがために編み出された、対ナラク・ニンジャの切り札とも言うべき性質の技だったのである。もしもここでニンジャスレイヤー=サンがナラク・ニンジャとの精神的闘争に負け、ナラク化を許した場合、

 時間切れ。

(ほぼ確実に負けていたであろうことが推察できる)