2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
すると、アゴスの顔に、亀裂が走った。 まるで魔導大剣の傷をそのまま転写されたかのように、まったく同じ位置・角度で切れ目が走ってゆく。 煉獄滅理の根源たる器物が破壊されれば、この狂った世界も消えて失せるが道理であった。 ● ――かつてヴォルダガッダ…
顔は目元だけは隠してるほうが好みです。逆に手袋なんか見えてて異物感がわかる方が好き。 なんかそうゆう要望を伝えました!!!! で、今までは背景の森もけっこう描き込んでもらっていたのだが、今回はトウマの幻影植物が主役なので、背景は控えめにして…
斬撃のみが現実化し、魔導大剣へ幾筋も切れ込みを入れる。それらは浅く、即座に煉獄滅理の展開を阻害するわけではないが、遠からず深刻な存在を与えるであろうことは明白だった。 だが、血の神アゴスは抵抗できない。生前の身体操作感覚に絶対的に縛られてい…
あらゆる防備、あらゆる因果を斬り裂いて、狙った箇所へ至る聖絶の刃。 鞘に収まることで誰からも観測されなくなった刀身が、波動関数を拡散させ、時系列すら無視して茫漠夢幻たる太刀筋を実現せしめる。 「――箕(みぼし)」 斬撃のみが現実化し、 えー、そゆ…
アンタゴニアス97話をアレする。ついに……この時が来てしまった……。これ以降、タグでのおふざけ芸はなくなる。予定されていたことではある。だが……だが、俺は断じてこれを書きながら喜んでいたわけではない。アギュギテムのときもそうだし、シロガネでフィ…
アンタゴニアス96話をアレする。あのー、参考文献として小説版『鬼哭街』と『ⅠX(ノウェム)』を発掘して読みふけるわけであるが、えー、本ブログの読者であれば当然のように『龍盤七朝ケルベロス』は履修しているものと思われるが、もちろんこれを読んでな…
そして、時空連続体への不正アクセスを可ならしめる龍式は、三次元空間ではなく、時間軸を駆け抜ける撃刀(たちかき)である。 過去方角から、未来方角へ。 あらゆる防備、あらゆる因果を斬り裂いて、狙った箇所へ至る聖絶の刃。 お前は総十郎をどうしたいんだ…
鯉口は切られず、柄と鞘はぴたりと閉じ合わされ――そして刃だけが走った。 『ヌゥッ!?』 斬光が通過する。一直線に。 それは、紅き巨神の体内を斬割していた。 人間で言えばちょうど心臓の位置に浮かぶ、嗜虐的に歪んだ魔導大剣に、浅く傷をつけていた。 汚…
神を祀り、絆を結び、加護や力を授かる神州大和の呪術体系とは異なる、人域の踏破論。 ――刃が抜き放たれ、閃く。 だが、総十郎は、腕は愚か指の一本すら動かしてはいない。鯉口は切られず、柄と鞘はぴたりと閉じ合わされ――そして刃だけが走った。 サイコパス…
「神籟孤影流斬魔剣、[龍式初伝]――」 それは、人造の呪術。 神を祀り、絆を結び、加護や力を授かる神州大和の呪術体系とは異なる、 おーけー、すこしずつ勘を取り戻していこう。で、昨日の続きだが、サイコパス、あのー、免罪体質者の定義の話で、俺はひとつ…
「神籟孤影流斬魔剣、龍式初伝――」 ほんでまぁ、ワニ関連で、まぁいろいろとタイムライン上では様々な意見が飛び交った。「感動した! 良かった!」「いや虚無だった」「結局金儲けなのかよ!」「金儲けの何が悪い!」「いやPR手段として稚拙だと言っている…
ツイッターアーで『100日後に死ぬワニ』とゆう漫画が連載されていて、なんか毎日更新して、で現実の百日後に死ぬ、という感じのアレであるが、まぁその、俺はあんま興味なかったんでフォローしてる人がRTした回だけ読んでただけの男なのであるが、まぁ本…
アンタゴニアス94話をアレする。ええとー、なんだ、視覚毒ってゆうんですか。なんか昔バトル物のラノベで、そんなんを見たことがあるんですよ。特定の光を視認させることで、相手は死ぬ。みたいな。原理は不明というか、そんな詳細に書いてなかったけど。…
かーわーいーいー。というわけで戦術妖精であるが、まぁ本編ではほとんどモブというか、個別のキャラ描写とかほとんどなかったアレであるが、これで帝国編における描写解像度も上がるわいシメシメ……。デザイン的にはアンガラが一番お気に入りかな。やはりゴ…
『柳生陰陽剣』、男装の麗人剣士コンビであるオスカルとアンドレが登場した。いいかげんにしろ。あのー、俺はベルばら読んだことないけど、さすがにアンドレが男装の美女とかじゃなくて普通に男だってことぐらいは知ってるぞ!!!!! いいかげんにしろ。い…
『イド:インヴェイデッド』第一話を視聴する。面白い!!!! 感想終わり。オイ。いや、マジで? マジで感想それで終わるの? お前は本当に本作を面白いと思ったの? 遠藤さんが見てたから、いつものミーハー根性で乗っただけじゃないの? 遠藤さんが褒めて…
今日は……えっと……今日は……『柳生陰陽剣』を読み進めて、あとFGOのイベント周回をした。おわり。以上。……クソッ、クソッ、終局特異点クリアしたら絶対やめてやる。もっと有意義なことに時間を使うんだ。だいたい「ストーリーがいいから」と言われているので始…
モスラが出てきた。え? モスラである。あのー、モスラとしか呼びようのない怪物が、モスラと作中で呼ばれながら出てきた。頭がどうにかなりそうだった。また最初の前提を確認しておくが、『柳生陰陽剣』は伝奇性の強い時代小説である。著者の荒山徹先生は別…
アンタゴニアス93話をアレして、俺はこれからどうすればいいのか途方に暮れた。なんか真の力を発揮しそうな流れであるが、当然のように俺はそれが何なのかを考えもしないまま本日分の投稿を終えたのである。どうするのか。そうゆうむずかしいことは一週間…
タイトル的に⇔の部分が「お、どういう意味なんだ?」と目を惹くポイントだと思うので、他の文字に紛れちゃってるのは勿体ないなと思いました。あとは書体が全体的に芋いというか……。御作はもうちょっとスタイリッシュなイメージでした。 ほんでな、⇔出したわ…
ほんでまぁ、今日は『十兵衛両断』をキメながら、FGOのイベント周回を死んだ魚の目でこなしつつ、なんか記事を書いていたんだけんどもさ。いや、うん、言いたいことはわかっている。後半部分は完全に過去のブログ記事のコピペである。うん、なんだ、せっかく…
今日も書けなかった。あまりにも何も思いつかないので、総十郎の元ネタのひとつである柳生友景の腰に来る大活躍が描かれる『十兵衛両断』を読み返そうとしたものの、全然見つからず、《死と退廃の伽藍神域》にて死闘を繰り広げながら危険な探索行に明け暮れ…
なんで作劇上重要じゃないと思ったか。まぁ要するに、カラテで倒したのって、要するに異星人の尖兵であって、ボスじゃないんですよね。しかも、尖兵は人間の脳を制御中枢にしていて、敵は脳を洗脳して兵器に仕立て上げているわけで、つまるところ尖兵は被害…
たまに活動写真のチャンバラで、抜き打った後わざわざ刀を鞘に戻してから第二撃を放つ剣士がいるが、あれはいったい何をやっておるのだろうかと総十郎は思う。 だが――総十郎は、ここで腰を落とし、抜き打ちに構えた。 [鞘に収まっていることに意味があるから…
そして、ふとこちらを向く。 「見違えたな、フィンくん」「え、えへへ……」 あまり余裕はない中、無理して笑う。 「やれ/\、これでは小生もおち/\無様なところは見せられぬな。」 肩をすくめ、血の神へと向き直る。 六臂すべてが封じられ、磔刑のごとく身…
えっとねぇ、きょおわねえ、あのー、アンタゴニアス92話をウンウン唸って書いてるだけで終わったわ。インプット、なにも、なし。虚無。どうしよう。どうしようか。今日は試験的に、タイマーを一切止めずに書いてみよう。いつもは止めてんのかよ!!!!! …
ほんでな、今日は悲しい出来事が起こったんや。尻尾さんに『ABZU』勧められるやん? 買うやん? 2000円やん? 安いやん? ポチるやん? 起動するやん? したらお前、なんかしんないけど波の音が右耳からしか聞こえねえんだよ。左耳が虚無なんだよ。おや…
だがそれは、言うほど簡単ではない。 磁束の量子化という離れ業を為さねばならないのだ。それがどれほど困難な技巧であるか、フィンには想像することもできない。 「詰みだよ、ヴォルダガッダ。楽しい時間は終わりだ」 そう――これにて、血の神アゴスの六本腕…
血の神の膂力は、想像も想定も遥かに超えていた。 戦術天使たちのコイルは、内側にS極、外側にN極の電場を展開し、超磁力による檻と化さしめることでその場に固定するものであった。 アゴスはこの軛を単純な腕力だけで突破しようとしている。神域に至った暴…
フィンには見えた。天使の視覚が、その軌跡を捉えた。 人間とは比較にならぬ強靭な毛様体筋と、半液体とも言うべき柔軟な水晶体の作用によって、音すら切り裂く魔速の大神鎌をはっきりと視認した。 ――みんな! 思考の速度で命令を下す。戦術妖精たちもまた、…