逆に言うとここまで面白くないと生まれやら役職やらをダラダラせつめいするのを正当化しえない
タイトル的に⇔の部分が「お、どういう意味なんだ?」と目を惹くポイントだと思うので、他の文字に紛れちゃってるのは勿体ないなと思いました。あとは書体が全体的に芋いというか……。御作はもうちょっとスタイリッシュなイメージでした。
ほんでな、⇔出したわ。フォントはあのー、これよりマシなのがなかったから……。なんかシロガネは、キュートさとキャッチ―さで売っていきたいようなアレなので、作者的にはこういうイメージになるのでした。まぁでもどうよ!!!! 前より、なんというか、流れができたのではあるまいか!? なかなかけっこううまくいったような気がする。ほんであとは『十兵衛両断』をキメて今日は終わった。ヤバいな。面白すぎる。久々に読み返してここまで面白いとは思わなかった。だってお前、時代小説なのにプテラノドンが出てくるんだぜ? 何言ってんだお前という話である。なのに全然世界観が崩れないのだ。ヤバない? まっとうに作劇が高品質すぎるのである。プテラノドンが出てくる時代小説とかどう考えてもネタにして笑うために読む枠じゃないですか。違うんだなこれが。俺の小説を好きだと言ってくれてる人は間違いなくハマるでしかし。意外な展開が目白押しで、そのすべてにちゃんと伏線が張られている。俺は根本的には時代小説苦手マンなのだが、その理由がいちいちキャラの役職やら生まれやらを説明文でダラダラとやっちゃう点なのであるが、本作ほどの圧倒的な面白さをもってすれば
時間切れ。
(それらの特徴は途端に「極限まで作り込まれたリアルな時代考証」として、ともすればネタ枠に落ちそうなトンデモ展開の数々を強固にまとめ上げる役割を果たすようになる。本作だけは、長々とした解説・説明を俺は許せるどころか積極的に肯定できるのだ)