螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

少なくとも逆位相カラテ震動はニンジャ洞察力で予測できたと思う

 続き。その発言には大いに頷けるところがある。「守りたい」「救いたい」「復讐したい」といった主人公らしい動機と、「殺したい」「奪いたい」「虐げたい」といった邪悪な動機は、戦闘という特殊状況において等価であると思う。にもかかわらず、前者のモチベーションによる覚醒は頻繁に描かれるのに対し、後者のモチベーションによる覚醒などほとんど見たことがない。これが何か、物足りないのだ。思いの深さ、強さは前者も後者も変わらぬはずである。なぜ邪悪な動機に黒い炎を燃え上がらせて覚醒してくれる悪役はいないのであろうか。悪人の脳内にも、善人と同じほど広大で深遠な精神世界が広がっているはずだというのに、バトルものの描写は悪側を不当に薄っぺらく描いている気がしてならないのだ。ゆえに、なんというか、主人公に乗り越えられるのを待っているだけの置物、のような印象を受けてしまう。一個の人間としての体重と体臭を感じない。しかし『ニンジャスレイヤー』において、そういえば

 時間切れ。

(まだ続くめう!!!!)