螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

結局刀の銘の意味はよくわからなかったが

 あまりにも総十郎の戦闘シーンに詰まるので、刀バトルものの復習を行うために『刃鳴散らす』を引っ張り出してすげえ久々にインストールした。もう十二年も前の作品なのかよ!!! で、やる。終わる。う、美しい……ハッ!! なんと美しい物語なのだろうか。なんという閉じた完全系であることか。そしてなんと無意味な作品であることか。しかしこの無意味性は、むしろ美しさを純化している。意味、というとなにか高尚なもののように思えるが、まぁ要するに役に立つことを「意味がある」と称するのだ。そこには即物的・現世的な打算がある。この物語は役に立つから美しいんじゃない。ただ単に美しいのだ。で、あー、けっこう内容覚えてたな。記憶違いで嘘を書いているということはなかった。それだけ印象深かったのだろう。赤音パイセンの最期が実にいい。目的は果たした。この世から受け取れるものはすべて受け取った。

 時間切れ。

(だから腹を切る。この行いによって武田赤音という芸術は完成を見たのだ)