螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

色んな人がいろんなポジションで活躍するのに弱い

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 銀英伝見てる。イゼルローン要塞にガイエスブルグ要塞がワープアウトしてきて、人工天体同士の戦いが始まるところまで見る。べらぼうにおもろいな……なんか、なぜかわからんがかなり久々に心の底から「面白い」と感じた。「これこれこういう要素がこういう順番で盛り込まれているから、これは多くの人に面白いと思われるに違いない」ではなく、実感レベルで「面白い」と思った。まぁまずイゼルローン要塞という存在自体が面白いんですよね。流体金属に覆われた人工天体という時点で、なんというかSF的に攻めまくっている。よく人間ドラマだか戦略だか政略だか歴史うんちくだかばかり評価されるきらいのある銀英伝ですが、人間同士の戦いを、斧を用いた白兵戦にまで戻した「指向性ゼッフル粒子」をはじめ、けっこうセンスオブワンダーに訴えかけてくるアイディアが目白押しなんだよなぁ。で要塞の話に戻るけど、流体金属の水面に浮遊砲台が浮上してきて敵を迎撃するわけなんだけど、これを突破するための方法として「ガイエスブルグ要塞をギリギリまで接近させ、その巨大な質量に起因する引力で流体金属の潮汐を発生させ、内部の固体フレーム部分を露出させ、浮遊砲台を無力化し、無防備となった方面に配置していた艦隊戦力で攻めかかる」という

 

 時間切れ。

 

(あれ、原作小説でそんなくだりあったっけ? ってなる奇策が最高に素晴らしかった。ぜんぜん記憶にないんだけど、すごい膝を打っちゃった)