替天行道
北方健三版『水滸伝』を発掘し、読みふける。ヤバい。もうなんか発掘作業自体が目的化している。ていうか見つからなさすぎやろどういうことやねん。でまー、面白い。淡々と進むのだが、変に露骨に盛り上げにかかってないというか、無理をしていない。これは見習うべきであろう。俺はどうしても「かつてない表現! 超盛り上がる描写!!!!」みたいなことばっか考えてるから進まないのである。というかシロガネはそういう適当さを会得しようと始めた作品だというのにこの体たらくである。あー、どうすりゃ適当になれるんだ。しかし適当に書くと自らの作品の面白さを信じることができなくなる。ああ、どうすればっていうか、なんだ、正直俺には小説を書く才能がないんじゃねえのこれという感じであるが、まぁ書くほかあるめえ。そして4巻までしか購入してなかった。全19巻か。意外と少ないな。しかし水滸伝という媒体がいまいち三国志と比べてメジャーではないのは、やはり百八人も出さなくてはならない縛りがきつすぎるからであろう。北方先生がこれをどのようにクリアしてゆくのか、大変に楽しみである。というわけで買う。
時間切れ。
(あー、チーム名閃かねえー)